バトルラップをテーマにした映画『Bodied』のサウンドトラックをEminemとDr.Dreが制作中
EminemとDr.Dreが、バトルラップがテーマの映画『Bodied』のサウンドトラック用の楽曲を制作中であると報道された。
現在、秋にリリース予定のニューアルバムに取り組んでいるEminemだが、アルバム用の曲だけではなく、映画『Bodied』のサントラ用のオリジナル楽曲も制作中である。長年共に歩んだマネージャーPaul Rosenbergと制作しており、そして数曲Dr.Dreを起用した楽曲もあるとのこと。
Someone is going to get Bodied tonight at TIFF. Excited for the premiere of our flick with @JosephKahn, here's the poster! pic.twitter.com/Z2mgtjnH1U
— Marshall Mathers (@Eminem) 2017年9月7日
『Bodied』はEminemがプロデュースする、カナダのトロントのバトルラップシーンがテーマの映画。先週トロント国際映画祭でプレミア公演され、好評だったようだ。
トロント国際映画祭でプレミア公演されたバージョンでは、オリジナルの楽曲はあまり使われていなかったのだが、正式に全米でリリースされる際に現在製作中の楽曲が追加されて公開される。
『Bodied』の監督を務めるのはEminemの”Without Me”のミュージックビデオや、テイラー・スウィフトのミュージックビデオの監督を務めたJoseph Kahn。Hollywood Reporterの記事でJoseph Kahnが今回の映画について語った。
「バトルラップでは人々は最も残酷で、最もイカれた、最も人種差別的な言葉を吐くのだが、その後はビールを一緒に飲んで友達になる。そこを映画の中で探究したかった」とJoseph Kahnは言及している。
映画内ではどのキャラクターもぼろくそに言われる対象で安全ではない。トロント国際映画祭でプレミア公演されたが、登場人物たちの酷い言葉遣いについては賛否両論だったことに対して、Joseph Kahnは「バトルラップの世界は『言論の自由』のアンダーグラウンドなメッセージだ。ただ『言論の自由に制限はあるのか?』という疑問も掲げているため、この映画は自動的に『言論の自由』の味方をするわけではない」と述べた。