医者が手術中に流す曲ランキングが発表

手術中に音楽を流す医者は多い。患者は麻酔で眠っていて何も聞こえないので、医者は自分の好みの曲を流しているようだ。医療ドラマのイメージなどから、緊張感ある張り詰めた空気のなか手術は行われるのかと思いきや、驚くことにアメリカの医者がオペ室で流す曲ランキングは激しいロックが一番人気であった。

『Spotify』と健康ケアアプリ『Figure 1』がアメリカの医者たちをリサーチ。調査結果によると、なんとほぼ全て(90%)の医者が手術中に音楽をオペ室で流していると答えた。さらにその中の大半(89%)の医者がアルバムで流すより、自分好みのプレイリストを作るとのこと。3分の1(31%)は手術中にローテーションする用のプレイリストを5個以上用意していると解答。

曲単位で調査したところ、なんとロックが最も人気なジャンルであった(49%)。そしてポップス(48%)、クラシック(43%)、ジャズ(24%)、R&B(21%)と続く。ロックはメタリカ、レッド・ツェッペリン、AC/DCなどのクラシックなロックが一番人気なようだ。

音楽を流すとオペ室がリラックスするとのこと。医者本人だけではなく、まわりのスタッフの緊張も解すことで士気が高まるようだ。とある医者は「人の命を任された時、ロックを流すと快適な環境になり、患者に集中できる」そして「若い時から好きだった曲を聞くとノスタルジックな気分になり落ち着く」と語る。

麻酔を使わずに、患者に意識がある場合は患者からのリクエストも受け付けることも珍しくないらしい。

しかし、大事な場面や、手術が複雑であったり危機的状況になると、音量を下げたり曲を止めたりするとも報告されている。

『Spotify』は医者がよく手術用のプレイリストに含めるロック曲のプレイリストを公開した。

RELATED

世界のサウンドを折衷するプレイリスト『ECLECTIK』をSWEET SOUL RECORDSがスタート

ワールドワイドに活動するインディペンデントレーベルのSWEET SOUL RECORDSが、独自の視点で監修する隔週更新のプレイリスト『ECLECTIK』が本日5/13(木)にスタートする。

【特集】ラップやインディーロックを融合させたサウンドで注目のボストンのユニットBrevin Kimが選ぶ『自身のオススメ楽曲 + インスピレーションを与えてくれる音楽』

CalとBren Paulhusの二人からなるボストン出身のユニットBrevin Kimは、ラップとポップ、インディーロックを彼ら独自のテイストで融合させた楽曲で注目を集めている。

Spotify × FNMNLオフィシャルプレイリスト Vol.2 | ゆるふわギャング、Playboi Carti、French Montana、Joey Badassなど35曲の新譜を更新

世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyで先週からスタートしたばかりの、FNMNLによるオフィシャルプレイリスト。FNMNL編集部が新譜から選りすぐりの楽曲をピックアップし、毎週水曜日に更新する。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。