90年代のレイブ黄金期の失われた記憶をたどるプロジェクトがスタート

マッドチェスターやハシエンダというワードは、90年代のダンスミュージックシーンに触れている人なら、耳馴染みのある言葉だろう。映画『24 Hour Party People』で、そうした時代を追体験もできる。

ただそれらのキーワードに当てはまらないものたちは、必然的にダンスミュージックの歴史からこぼれ落ちてしまう。そんな記憶から忘れ去られた90年代のレイブ黄金期をアーカイブするプロジェクトがスタートした。

このプロジェクトは『The Lapsed Clubber Heritage Map』といい、マンチェスターの大学教授Beate Peterさんが主導してスタートした。

プロジェクトの目的は90年代のクラブミュージックシーンにおける誤解を払拭し、当時のクラブミュージックシーンの真実のストーリーを、人々に語ってもらうことだ。

Peterさんは「私たちはハシエンダ、アシッドハウス、マッドチェスターという言葉については知っている。しかしそうした共通のキーワードを持たない、ダンスフロアにいた人たちのことはわずかしか知らない」とプロジェクトをスタートした理由について語っている。

教授は様々な当事者の証言を集めることで、マンチェスターのクラブシーンの音楽やファッション、人々の交友関係など失われたものを紡ぎ直していくという。

このプロジェクトによってどんな新たなストーリーが見つかり、これまでの常識が塗り変わっていくのだろうか?

RELATED

警察が通報から20時間もかけて違法レイヴを取り締まる

イベントを開催するヴェニューが減少したことによって、近年イギリスで増加傾向にあるという違法レイヴ。今回また新たに違法なパーティが取り締まられたが、その際の警察の対応が話題となっている。 mixmagが報じるところによると、イングランド北東の都市ノーフォークの警察は先週土曜日の午後7時30分ごろ...

スーパーマーケットにDJコントローラーを持ち込みパーティをしたYouTuberが有罪判決を受ける

法律では禁止されていながらも、音楽を愛してやまない人々が違法にレイヴを開催することがある。それらの違法レイヴは独特なカルチャーを形成してきたが、中には人々や音楽へのリスペクトが欠けた迷惑な事例もあるようだ。

イギリスで違法レイヴが増加傾向 | 音楽イベントの開催場所の減少が原因か

アートやファッションなど様々な分野に影響を与えてきたレイヴカルチャー。 特にUKレイヴは長い歴史を持っているが、それが近頃問題になっているようだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。