ベテランラッパーBoosie Badazzがアニメで同性間のキスシーンを放送したディズニーを批判
ディズニーチャンネルで放送中のアニメ『悪魔バスター★スター・バタフライ』でディズニー至上初めて同性間のキスシーンが放送された。それを受け、多くの賛同の声が集まる中、ベテランラッパーのBoosie Badazzは自身のインスタグラムで批判した。
Boosie Badazzは、Instagramに投稿し、同性間のキスシーンを「これがこのアニメは子供に見せたくはない理由だよ、あきれたよ」(現在この投稿は削除されている)
Boosieはルイジアナ州バトンルージュ出身で、Atlantic Recordに所属するベテランラッパー。過去にUGKのPimp CやYoung Thugとも共演し、2015年には出所後初となるアルバム『Touch Down 2 Cause Hell』を、去年はミックステープ『happy Thanking & Merry Christmas』をリリースしている。
Boosieは以前、自身の子供が見るようなテレビにゲイが出演することやホモセクシャルを示唆するシーンが流れることに対して批判的発言を行っている。例えば、去年7月のDJ Vladのインタビューで、Boosieはホモセクシャルの人々が「みんなをゲイにしようとしている」と語り、「彼らは俺らの文化の至る所にホモセクシャルなものを置いて行った」と語った。しかし、Boosieは最後にゲイを嫌っている訳ではなく、子供にそういった考えを押し付けるべきではないという主旨だと釈明している。今回のBoosieの批判も
同性間のキスシーンの放送後、ディズニーに対し多くの賞賛の声が上がっている。それを受け、ディズニーは『悪魔バスター★スター・バタフライ』の同性間のキスをさらに強調したシーンを製作し、再放送した。アメリカのメディアMailOnlineによると、『悪魔バスター★スター・バタフライ』のディレクター、Bill Condonは同性間のキスシーンを「これが普通で自然なんだというメッセージ」と評し、「ゲイが違法な国や社会的に認められてない国だけでなく、世界中に向けたメッセージ」と強調している。
ヒップホップシーンでも性的多様性の波が広がっている中、Migosに続き、Boosieのホモフォビアの発言。まだまだその溝は深い部分があるようだ。(野口耕一)