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Frank OceanとJay Zが現代のラジオ番組の問題点について語る。「ラジオ局のプレイリストは音楽を元に選曲されていない」
Frank Oceanが本日早朝放送していたラジオ番組『Blonded Radio』に、ゲストとしてJay Zが出演。2人は現代のラジオ番組の問題点について語っている。
Jay Zは現代のラジオ番組が「広告モデルでしかない」と指摘し、ポップヒットをプレイする局では、18~34歳の白人女性向けの曲しかプレイされないと、楽曲の内容ではなく、広告代理店のビジネスのためという観点でしか選曲しかされていないと語った。
さらにボブ・マーリーの例を出し、「ラジオ局のプレイリストは音楽を元に選曲されていない。もし今ボブ・マーリーのようなアーティストがいたとしても、ラジオ局はそのアーティストの局をプレイしないだろう。そんなの狂ってる」と、あまりにも広告モデルに偏ってるラジオのあり方を批判した。
そして、「音楽は音楽だ」と続けるJay Zは「ラジオ局は変わらなければならない、もっと進歩的に」と、ラジオ局が音楽をベースとした選曲に変わらなければならないと提言する。その背景にはテクノロジーの進化などで、時代は常に変化しており、その変化の中で、広告のためではなく「音楽やアーティストやラジオ局などのアートに関わるもののためになること」があったほうがいいとJay Zは続けた。
そして「アーティストは限られたリスナーのためではなく音楽を作っている」とJay Zは、アーティストはマーケティングの道具ではないと語り、会話を締めくくった。