Cam'ronとJim JonesがDiplomatsの時代と、不仲のきっかけを語る
先日NYのベテランラッパーJim Jonesが新たにJay ZのレーベルRoc Nationと契約したというニュースが駆け巡り、Jay Zとの不仲が噂されていたJim Jonesの決断にシーンは色めきたった。
Jim Jonesは契約発表後にHot 97に出演、Funkmaster Flexとのロングインタビューに答え、これまで自分がいかにCam'ronやJuelz SantanaとのDipsetに尽力し、人生を捧げてきたかを話した。
「人々はどうやってDiplomatsが曲を作ってきたか理解できない。もし過去20年間のおれのように生きれば理解できるだろう。おれは全てをそれに捧げてきた。そして仲間に疑われ、ボロボロにされてもおれは笑顔で返してきた」とJim Jonesは涙ながらに語った。
しかしJim Jonesの尽力も虚しくDiplomatsは現在は解散状態となってしまっている。特にCam'ronとJim Jonesは決裂してしまっており、その理由がCam'ronから明かされた。
Cam'ronはJim Jonesのインタビューが公開された数日後にInstagram Liveでその経緯を自ら語った。Cam'ronは2人の関係がおかしくなったのはJim JonesがChrissy Lampkinと付き合い始めてからだと明かす。
Cam'ronは2人の交際が真剣なものとはおもわずに、2人を茶化すようなTシャツを作ってスタジオに着ていったという。しかし真剣だったJim JonesはそのTシャツを見て、ジョークとは受け取らずにCam'ronに怒りをあらわにした。Cam'ronは謝罪したものの、それ以来Jim JonesとCam'ronの仲はギクシャクしだしてしまったという。
Cam'ronはJim Jonesの財政面での失敗も指摘、Cam'ronとJim Jonesはこれまでに紙面での契約書を交わしたことはないということで、Jim Jonesが他のアーティストのマネジメントで失敗し、その予算で自身のアルバムをリリースしてしまい、他のアーティストのアルバムをリリースできなかったことを批判した。
2000年代前半を代表するグループ分裂のきっかけは女性と金だったというのは、少し寂しい話でもある。