Drakeの新しいプロジェクト『More Life』がアルバムではなくプレイリストとしてリリースされる理由
2016年は間違いなくDrake(ドレイク)にとって大成功となった1年だった。後半にはKid Cudiとのビーフや、Jennifer Lopezとの「プロモーションのため」と噂されている交際疑惑もあり、その評判を下げてしまったが『Views』の大ヒットやRihannaの"Work"などもあり、アメリカを中心とした世界の音楽シーンの中心にDrakeがいたのは間違い無いだろう。
では2017年のDrakeの動きはどうなるだろうか?今年Drakeは新たなプロジェクト『More Life』をリリースする予定だが、そのプロジェクトはアルバムという形ではなくプレイリストとしてリリースされると噂されている。
DrakeのレーベルOVOに所属しているプロデューサーでdvsnのメンバーでもあるNineteen85がBillboardのインタビューに登場し、Drakeの『More Life』について語っている。
「『More Life』はとても面白い試みになるよ。これはDrakeにとってこれまでにない最も大きなプロジェクトになる。いろんなアイディアを彼は世に出したがっているよ」と話し、さらになぜ『More Life』がプレイリストと呼ばれているかについても説明した。
「なぜプレイリストと呼ぼうとしているかについては、このプロジェクトにはDrakeが交流した多くのアーティストが参加しているんだ。様々なアーティストと会っている彼は、他のアーティストたちが音楽的にどのようなアーティストかを理解しているから、世界にその新しいアーティストたちを紹介したがっている」
Nineteen85の説明が示唆しているのは『More Life』でDrakeはアーティストとしての役割を果たしつつ、キュレーターとして作品の主導権を握るということだ。その作品はストリーミングサイトのプレイリストのようにコンセプトに基づいて、様々なアーティストが参加した形になるだろう。OVO Radioで様々なアーティストの曲がかかるように、もしくはDrakeがWizkidやRamriddlzの曲のジャックを行いフックアップしたように。
これまでもキュレーター的な役割を果たしてきたDrakeにとって最も真価を発揮できるプロジェクトが『More Life』になるかもしれない。
Nineteen85のBillboardでのインタビューはこちらで読むことができる。