トランプ勝利を「必然」としたVic Mensaの真意とは

高校時代からChance the Rapperと友人で、現在シカゴのSave Money所属のラッパー、Vic Mensaが、先日トランプの勝利で幕を閉じた2016年大統領選挙に対する心境をbillboardにエッセイとして綴った。「現在のアメリカの状況を踏まえると、今回の選挙の結果は必然だ。黒人であるオバマによって与えられた我々の平和は、ヒラリーが今回の選挙に勝ってこそ続いたであろう。」とMensaは言う。

 

「オバマの政権下においてさえ黒人に平和はなかった。ましてトランプ政権下においてはどうであろうか。」とMensaは言う。実際、トランプ勝利後から、全米各地で黒人やイスラム教徒、ヒスパニック系、同性愛者などに対する差別行為の被害が多発している。

Mensaはこのような社会問題に対する自らの見解を頻繁にSNSで発信している。彼の最新シングル”16 shots”は、17歳の少年Laquan McDonaldが2014年にシカゴの警察官に16発の弾丸を撃ち込まれて死亡した事件をモチーフとしている。「この曲は自己防衛を表現している。この頃から世界は大きく変化した。しかし我々(黒人などのマイノリティ)の生活が未だリスペクトされていないということは変わらないままだ。」と彼は述べている。

トランプ勝利によって激化するマイノリティに対する差別行為。そんなアメリカの変動に対して、Mensaは次にどのようなアクションを起こすのだろうか。「我々は差別の下では戦うことができない。我々は正義のために戦わなければならない。」という言葉でMensaはエッセイを締めくくっている。(岡本)

 

 

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