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ギャングの元メンバーのタトゥーをフォトショップで消すポートレートシリーズのもつ意味とは?
写真家のSteven Burtonは新シリーズ『Skin Deep』を発表した。このシリーズはLA在住の27人に及ぶ元ギャングのメンバーのポートレート撮影し、デジタル処理でタトゥーを除去するというものだ。
Burtonはこのシリーズをスタートしたきっかけとして、Homeboy Industriesという団体が行っている元ギャングへの職業訓練やタトゥー除去を推進する試みをあげている。ギャングにとってタトゥーを除去することは、ギャングカルチャーから足を洗う重要なポイントなのだ。Burtonはギャングから再生するプロセスを描いたドキュメンタリー映画『G-Dog』を観て、「自分でもこの問題意識を広めるために、なにかしなければいけないと気づいたんだ。タトゥーを除去することが重要な要素だとパートなんだと知ったときに、このコンセプトが降りてきたよ」と語っている。
BurtonはPhotoshopでタトゥーを消去する処理に400時間はかけたという。このBurtonの労作は現在Kickstarterで写真集化のためのクラウドファンディングがスタートしている。
Via Highsnobiety