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Dizzee Rascalがニューヨークにてデビュー・アルバムの全曲通しライブを敢行
現在ニューヨークで一ヶ月に渡って開催されているRed Bull Music Academyの4周年記念のイベントにて、グライムラッパーのDizzee Rascalが自身のデビュー・アルバムを曲順通りに、最初から最後まで全曲を通し披露した。
『Boy in Da Corner』は2003年に発売されたDizzee Rascalのデビュー・アルバム。このアルバムは、2003年にイギリスとアイルランドの最優秀アルバムに贈られるマーキュリー賞を受賞した、グライムの金字塔的アルバムだ。アメリカにグライム旋風が巻き起こる中、Red Bull Music AcademyはDizzee Rascalとそのアルバムをニューヨークに招聘した。
ベント会場には『Boy in Da Corner』のアルバム・ジャケットのような写真を撮影できるセットが用意されたり、ElijahとSkilliamがRBMA Radioに出演してグライムをレペゼンするなど、Dizzeeを称える一日になった。しかしFACTが伝えるところによると、観客の半分はRed Bullのゲストで、そこまでアルバムとそのパフォーマンスに興味を示していなかったというそうだ。USはまだまだSkeptaの『Konnichiwa』を聞きながらグライムを勉強している途中であると見るか、あまりグライムのクラシックには興味がないだけなのか、はたまたグライムがまたしても上陸に失敗してしまうのか、グライムは正念場を迎えていると言えるだろう。