Irv GottiがヒップホップシーンはLGBTQのアーティストを受け入れるべきだと語る

これまでJay-ZやKanye Westに楽曲を提供してきたプロデューサーであり、最近ではアメリカの人気TVチャンネルBETのドラマシリーズ『Tales』の監修も務めるIrv Gotti。そんな彼がTMZの取材に対し、ヒップホップシーンはLGBTQのアーティストを受け入れるべきだと語った。

ニューヨークの街角でTMZの直撃取材を受けたGottiは、LGBTQのアーティストについてどう思うか聞かれ「みんな気にしていないよ」と答え、続けて「20年前、30年前だったらショッキングなことだったろう。でも今は2019年だ、誰がそんなこと気にするんだ?どんな人であろうと、我々はその人自身を受け入れる」と今のヒップホップシーンは以前と比べ、性的マイノリティに対する偏見が無くなったと語っている。

確かに先日、自身のセクシュアリティを明かし大きな話題となったLil Nas Xをはじめ、Young M.AやKevin Abstract、Frank Oceanなど近年、様々なアーティストが自らのセクシュアリティを公言しており、ヒップホップシーンが性的マイノリティのアーティストに対し寛容になってきているのは事実だろう。

と同時に、ゲイであることを公言しているiLoveMakonnenがそのことをカミングアウトした際に、周囲からのサポートが全くなかったことを問題視する発言をしていることからも、少なからず現在のヒップホップシーンにもホモフォビアは残っていることも事実だ。

Gottiの言うように20年前、30年前と比較すればUSのシーンは確実に良くなっている。このまま、このような動きがさらに広がっていくことを願うばかりだ。

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