Lil Peepのドキュメンタリーの監督が「彼を俳優にしたいと思っていた」と語る
エモラップの第一人者として人気を集めながらも2017年に急逝したLil Peep。そんな彼のドキュメンタリー映画『Everybody’s Everything』が、テキサス州オースティンにて開催されたSXSWにて初公開された。ドキュメンタリーは名匠テレンス・マリックがプロデュースを手がけることでも注目されたが、同作の監督の一人であるSebastian Jonesが「彼を映画にキャスティングしたいと思っていた」と発言したことが話題となっている。
Varietyによると、JonesはLil Peepの死の3日前に彼のライブを観に行っていたのだという。その経験を振り返って、「私は彼にとても惹かれて、彼を映画にキャスティングしたいと思いました」と語っている。テレンス・マリックはLil Peepの家族と親交があるため、Jonesは彼に「Lil Peepが出演する映画を撮りたい」と話していたそう。しかしその後間も無くしてLil Peepは亡くなってしまい、彼の映画はドキュメンタリーという形で完成することとなったようだ。
『Everybody’s Everything』のもう一人の監督でありLil PeepのMVの監督も務めていたRamez Silyanは、生前のLil Peepが映画の出演に意欲を見せていたことを明かしている。「彼は俳優になりたがっていたし、才能も持っていました。彼はあらゆることをやりたいと思っていたんです」という言葉から、彼が俳優の才能を持っており、映画への出演が望まれていたことが分かる。
強い個性を持つLil Peepが出演する映画を観てみたかったファンは数多く存在することだろう。まだプレミア上映されたばかりの『Everybody’s Everything』だが、日本での公開決定が待たれる。