1 of 2018 Selected by 細倉真弓

FNMNLの毎年恒例の年末企画、今年は『1 of 2018』を展開。この企画ではアーティストやDJ、デザイナー、ショップオーナーなど今年を彩った重要人物たちが、個人的に印象的だった出来事、楽曲、映画、本などから1つをチョイスして紹介してもらおうというもの。それぞれのベストなものから中にはワーストなものも飛び出すかもしれない、この企画で2018年を振り返ってみては?

写真家で映像作家としても活動する細倉真弓によるチョイスは?

細倉真弓の2018年1番面白かったイベント

King & Queen in SerbianNight at 川崎  2018年1月14日(日)

コメント

川崎駅前のセルビアンナイトで行われた川崎イベント。磯部涼さん『ルポ川崎』で2年弱写真を担当していましたが、このイベントでは連載の登場人物が次々とステージに上がってくるので現実ってどんどん更新されていくんだな〜と、私の中でパラレルワールド感が半端なく世界のねじれを感じました。いや、全然目の前のものが現実なんですけどね。
私の中で川崎テーマソングが2曲ありまして、1曲は BAD HOPの"Chain Gang"なんですが、もう1曲がLIL MANの"Underground Kawasaki"なので、この2曲が聞けたので完璧な川崎の夜が完成しました。地元ソングをその土地で聴くのってやっぱり特別な気持ちになるなーと。
そしていまこれを書きながらこのイベントからまだ1年経ってないという事実に愕然としています。現実の更新され度すごい。

告知

恵比寿の東京都写真美術館でグループ展「小さいながらもたしかなこと」に参加しています。『ルポ川崎』シリーズからも写真出品しています!みんな来てね!〜1月27日まで。

細倉真弓

写真と映像を撮っています!

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細倉真弓は写真家としてセクシュアリティとジェンダーをベースに人種や国籍、人と動物や機械、有機物と無機物など「かつて当たり前であったはず」の境界を再編する作品を制作してきた。最近では個展『NEW SKIN』などで、映像作品と写真作品を両立させる試みを行っている細倉による新企画がFNMNL上で短期集中掲載。

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