元Nine Inch NailsのAlessandro Cortiniが自身の使用してきたシンセなどの機材一式を販売開始

Nine Inch Nailsの元メンバーでシンセサイザー奏者のAlessandro Cortiniが自身の使用してきた機材のコレクションを機材売買サイト『Reverb』で販売している。

2005~2008年までバンドNine Inch Nailsのメンバーを務め、現在も自身の名義で音楽活動をしているAlessandro Cortini。長年シンセやキーボードを始めとする多様な機材を、使用してきた彼が、スタジオを整理するために一気に機材を売りに出したようだ。

Cortnitiは「これらの機材とお別れするのは辛い」とのこと。「だが、スタジオのセットアップをもっとコンパクトにしなければならない状況となった。どの機材も、ものすごく楽しんで使っていたものだ。しかし今は、面白く独特な創作のためにこの機材達のいるべき場所を見つけるのが望み」と語った。

レアなスタジオ用の機材から、クラシックなシンセイサイザーやサンプラーなどまで様々なものが出品されている。約170万円でEMS Synthi AKSシンセサイザーや、約70万円でこの世に1つしかないSwarmatronのカスタムメイドのシンセサイザーなども販売。商品ひとつひとつのページには彼の言葉で、その機材と出会ったエピソードや使用方法の記した商品説明が書かれている。

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Alessandro Cortiniの機材販売ページは『Reverb』内の『The Official Alessandro Corsini Reverb Shop』から購入可能。現在すでに半分以上の出品された機材が購入済みとなってしまっているが、まだ残ってる商品もあるのでチェック。

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