tofubeatsが最新EP『NOBODY』を今月リリース | 全曲AI歌声合成ソフトで制作したハウスミュージック

tofubeatsがアルバム『REFLECTION』から約2年ぶりとなる新作EP『NOBODY』を4/26(金)にリリースする。

様々なアーティストとの共演、サウンドトラック制作や楽曲提供などの多岐にわたる活動を経てリリースされるEPは、コロナ禍を経てフロアライクなハウスミュージックをコンセプトに、全曲のボーカルをAI 歌声合成ソフトで制作した意欲作だ。

前作のアルバムでは、tofubeats本人のボーカルやゲストも迎えた多彩な作品となっていたが、新作『NOBODY』は全曲AI歌声合成ソフトのSynthesizer Vを使用したボーカルで制作。タイトルが象徴しているように実像のない歌声がそれぞれのトラック上で発するメッセージが、無機質ながら不思議な熱量とグルーヴを感じさせる作品となっている。

EPのリードトラック"I CAN FEEL IT (Single Mix)"は本日より先行で配信されている。

皆様いかがお過ごしでしょうか、tofubeatsです。特に意識していなかったのですが自分のボーカルが1曲も入っていないEPが完成してしまいました。オートチューンをそっ閉じしたtofubeatsの「雰囲気」ってやつもぜひ感じていただけると幸いです(結局機械の歌った歌なんですけどね)。ぜひ先行シングルのI CAN FEEL ITからお楽しみください。(tofubeats)

Info

・「I CAN FEEL IT (Single Mix)」先行配信中

・EP「NOBODY」 4月26日 デジタル配信開始

https://tofubeats.lnk.to/NOBODY

【関連リンク】

tofubeatsオフィシャルサイト:https://www.tofubeats.com/

RELATED

【ライブレポート】オープニングからエンディングまで踊り明かした『dodo×tofubeats×VaVa』スリーマン

Spotify O-Eastが企画したスリーマンライブ『dodo×tofubeats×VaVa』が6/2(日)に東京・恵比寿The Garden Hallで開催された。

【インタビュー】tofubeats『NOBODY』|AI・民主化・J-CLUB

2024年4月26日に発表されたtofubeatsによる最新作『NOBODY』。本人の歌唱はもちろん、ゲストボーカルによる客演もゼロ、そのかわりに全編でDreamtonics社の歌声合成ソフトウェアSynthesizer Vを使用したという本作は、このように書いてみると字面上、アノマリーな作品という印象を受けるものの、作品を聴けばtofubeats流のストロングスタイルなハウス作品であるということがわかるはずだ。

【鼎談】dodo × tofubeats × VaVa | スリーマンを控えた三人のノーテーマなおしゃべり

「dodo × tofubeats × VaVa」。ありそうでなかった3アーティストによるライブが6月2日に恵比寿 The Garden Hallで開催される。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。