SANTAWORLDVIEWがニューアルバム『I’M THE ONE』を来月リリース

SANTAWORLDVIEWがニューアルバム『I’M THE ONE』を3月10日(木)にリリースすることを発表した。

2020年に1stアルバム『Sinterklass』をリリース、ONEPERCENTとの契約を経て精力的な活動を続けてきたSANTAWORLDVIEW。満を辞してリリースされる2ndアルバム『I’M THE ONE』は全曲のプロデュースをKoshyが担当、またフィーチャリングにOnly U、Leon Fanourakis、LYTOが参加。幅広いスタイルを見せた作品に仕上がっている。

2010年代中盤から活動を開始し、年を経るごとにスキル/人気ともに着実なステップアップを実現してきたSANTAWORLDVIEW。同業者からの評価が高いことは近年のフィーチャリング・ディスコグラフィのヴォリュームを見れば分かるし、自身のディスコグラフィを見ても彼自身が多作家だということが明らかだ。2020年に1stアルバム「Sinterklass」をリリースして以降、ノンストップに活動を展開してきたSANTAだが、次の展開に向かうべく彼が決断したのが、現在最もホットなレーベルのひとつであるONEPERCENTとの契約だ。彼の盟友であるLeon Fanourakisも所属する同レーベルからのバックアップも獲得し、更に勢いに乗る中、満を持して2ndアルバム「I'MTHE ONE」がリリースされる。ブームバップからエモTRAPまで、SANTAWORLDVIEWがこれまで自身のラップを乗せてきたビートのタイプはかなり幅広い。そして、そういった多彩なビート群に振り回されることなく、自身のスタイルを保ったまま乗りこなす柔軟なスキルが彼にはある。今作「I'M THE ONE」は、全曲を気鋭のプロデューサー:Koshyが手掛けていて、TRAPを軸にしているという意味では統一感は感じられるものの、各曲のサウンドの振り幅は広い。そんなビートのキャンバス上に、近年積極的に取り入れているオートチューン・フロウやサイケデリックなアプローチ、元来の持ち味であるトリックスター的なユーモア性やナンセンスなビッチネタ、そして時にシリアスなトピックなど、ラップ/リリックという絵具を使い描いていく。ともすればまとまりきらずに散らかってしまいそうな各要素だが、リスナーは彼のラップ・テクニックにより不思議と納得させられながら聴き進んでいる自分に気づくことだろう。ONEPERCENTに加入し、まずは挨拶代わりの「I'M THE ONE」を完成させたSANTAWORLDVIEW。だが、これまでの彼の活発さを考えると、このアルバム一発でしばらく鳴りを潜めるとは到底思えない。更に活き活きとラップに向き合い続けていくであろう彼の今後に期待だ。

伊藤雄介(音楽ライター/プロデューサー)

Info

アーティスト:SANTAWORLDVIEW

タイトル:I’M THE ONE

レーベル:1% | ONEPERCENT

2022年3月10日(木) Digital Release

配信URL : https://linkco.re/2haR1fhn

トラックリスト:

01 REQUIEM (Prod. Koshy)

02 FAMOUS feat. Leon Fanourakis (Prod. Koshy)

03 DMT (Prod. Koshy)

04 INSANE (Prod. Koshy)

05 I’M THE ONE (Prod. Koshy)

06 TRAPUSSY (Prod. Koshy)

07 I DO feat. Only U (Prod. Koshy & AWSM.)

08 SAMURAI (Prod. Koshy & 10pm new message)

09 DOOR OF TRUTH (Prod. Koshy)

10 SAVAGE MODE (Prod. Koshy & youngsavagecoco)

11 SUU KUU feat. Leon Fanourakis (Prod. Koshy)

12 CHASE feat. LYTO (Prod. Koshy & AWSM.)

Recorded, Mixed & Mastered by tks

Artwork by cherry chill will. & hicmhicm

Artist photo by cherry chill will.

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