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UG NOODLEがシングル“出口のない朝”、“HEAVEN (?)”の2曲をRCSLUMよりリリース

2021.06.06
FNMNL編集部

UG NOODLE がシングル“出口のない朝”、“HEAVEN (?) ”をRCSLUMより同時リリースする。

昨年の3月にRCSLUMからリリースされた2ndアルバム『ポリュフェモス』や、同作からのシングルカットとなる7インチレコード『夢の恋人 ft. Seizo(Lover's Rock Edit) / ポリュフェモス』も話題を呼んだUG NOODLE。

今作も「MOOD OF HIPHOP」を標榜するRCSLUMからのリリース作品として相応しい仕上がりとなっている。

【出口のない朝】
昨年、引越しをした。前の家は木造二階建てのアパートで、入居者は自分を除いてみな一人暮らしの年配者だった。壁が薄く、プライバシーなどあったものではなかった。斜め上の部屋に住む男性はいつもだいたい日がな一日、ひとりで酔払っていて、しわがれた声でへたくそな歌をうたっていた——コンクリートの部屋は気密性が高く、おどろくほど静かで、少し蒸し暑い。そうして私もまた、出かけていくべき場所の多くを失った。

【heaven(?)】
神戸のNeibissというやつらが作った”heaven”という曲があり、その中でhyunis1000は言う——まるで毎日heaven／予定を合わせて幽体離脱／地上で記憶のヴァースを蹴る／俺は死んでる自分を見てる——。そのフレーズに共感して書いたのがこの曲。ここ一年ほどは過去の記憶と夢と現実とが混然としていて、まるで現実味のない現実を生きているような気分になる。だけど、窓ぎわに置いてあるパキラがすくすくと育っている。たしかなことは、ただそれだけである。

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