Seihoによるミニアルバム『CAMP』がAmazon Musicにて独占配信|KID FRESINO、鎮座DOPENESS、cero、ACOらが参加

Amazon Musicから、プロデューサーにフォーカスした新シリーズ「PRODUCERS」が5月12日(水)よりスタート。その第1弾としてSeihoをプロデューサーに起用した5曲入りのミニアルバム『CAMP』が、Amazon Musicにて独占配信される。

「PRODUCERS」はポップカルチャーにおけるアーティストの活動が音楽にとどまらず、映像やファッションなどに拡大しているトレンドに注目し、それらに総合的に取り組むプロデューサーを軸に展開される企画。

その第1弾となる『CAMP』はトラックメーカー、DJとしてだけでなく、飲食店のプロデュースなどシーンの垣根を超えて活躍中のSeihoがプロデュースを手がけ、ACO、ASOBOiSM、BTB特効、cero、KID FRESINO、LUVRAW、鎮座DOPENESSが参加した5曲が収録。それぞれのミュージックビデオも制作された。また、Seihoがプロデュースしたグッズも発表となる。

なお、楽曲制作の模様やミュージックビデオの撮影風景などを盛り込んだティザームービーが、本日よりAmazon MusicのYouTube チャンネルにて公開されている。

Seihoによるコメントはこちら。

最初に「ヒップホップ」と「PRODUCERS」というキーワードを言われた時、なにか全然違う感じでやろうかなとも思いました。“ヒップホップとは何か”ということを自分なりに考えてみて、みんながイメージしているヒップホップからどこまで拡大解釈できるかといった狙いが大きかったです。ダンスミュージック、ヒップホップ、J-POPのマナーも守りつつ、守破離(しゅはり)の精神で新しい音楽を作ろうとチャレンジしました。

Seihoによる、各アーティストとの楽曲制作について

ACO

この曲は、実は 4 年前くらい前に作ったものなんです。ただ、その当時はちょっと違うなと思うところもあって寝かせていた曲。今回 ACOさんとやる際に、本当は別の曲を書いていたんですけど、よく考えたらあの曲いいんじゃ ないかって思い出したんです。そこからACOさんに歌を直してもらって完成したので、結構そのプロセスの楽しさは感じましたね。

ACOさんは、名古屋に住まれていることもあって、基本的にはデータのやり取りでほとんど進んでいきました。 僕からメロとある程度歌詞を入れたものを作ってお送りして、ACO さんに歌を入れてもらって、そのタイミングでACO さんに日本語の歌詞を少し足してもらって完成しました。

ASOBOiSM/BTB/LUVRAW

3 人ともバラバラにやりとりして録ったので、一番複雑でしたね。流れでいうと僕が最初にトラックを仕上げて、そ こに ASOBOちゃんにラップを乗せてもらって、フックは BTBさんにベースを作ってもらって、ハモとおかずをLUVRAWさんに録ってもらいました。LUVRAWさんとBTBさんは自宅で録ってもらったんですけど、ASOBOちゃんとは最初の録りだけスタジオでやりました。この曲はあえて、昔、ビビアンスーのブラックビスケッツのような J-POP感を意識しましたね。全体を通してもそうなんですけど、この曲は特にダンスミュージックと J-POP、ラップの関係性を意識しました。

cero

2016年に彼らが主催するフェス「Traffic」に出演したり、高城晶平さんはクラブとかで会ったりしてましたが、作るのは初めてでした。ceroとはループの中でどれだけ遊ぶか、を考えていました。バンドでやるんだけど、それほど物語的な展開があるわけではない、という風にしたいと相談していて。最初のループを僕が作って、そこにメロディと他の楽器のアイデアをのせてもらったデモをもらって、それをもとに大体の構成を作って、レコーディングを 一緒にして完成させました。

少し前に國分功一郎さんの『中動態の世界』を okadadaに勧められて読んだんです。その所感をTwitter にざ ーっと書いたことがあって、そしたら高城さんが連絡をくれて。「すごくよかった、今考えてることにめちゃめちゃ近い」って言われたんです。その時に「その話したいですね」と伝えていてそのままになっていたので、今回歌詞とメロが上がってきて、僕としても「コレコレ、この感覚!」みたいに思ったんですよね。そういう共感があって作られた1曲になったと思います。

KID FRESINO

ずっと一緒にやっていて、大体の二人の感覚はつかめているので、シンプルにトラックを彼に投げて、上を被せてもらうという形で、かなりスムーズに作れましたね。この曲が一番最後にできたんですが、彼との場合は長い付き合いもあるし、ある意味なんとでもなると思っていました(笑)。でもそうやって自信があっても、ハマらない時は本当にハマらないってことも経験しているし。これま では、なるべくお互いの新しい一面を出そうと考えて作ってきたところもあったんです。改めて考えた時に、それ はそれで良くなかったところもあるなと思って、ストレートにお互いの一筆書きな面白さをやってみたいという考え になりました。なので今回は信頼して任せられたのでかなり納得がいく曲ができたなと思っています。

鎮座 DOPENESS 鎮座さんはトラックを送ったら、すぐにリリックを乗せて返ってきました。その前にクラブで会った時に結構ガッツリしゃべっていて、ある意味それがプリプロダクションになった感じですね。コンセプトってわけじゃないですけど、 僕が最近考えていることとか、なんとなくお互いがこの辺に落ち着きそうだなっていう方向性がすでにできていた ので。PureでPsychedelicなニュアンスが出せればとトラックを組み立てて作りました。

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