ROSALÍAも出演するペドロ・アルモドバル監督の新作映画『ペイン・アンド・グローリー』のメイキングムービーが公開

昨年の第7回カンヌ国際映画祭でアントニオ・バンデラスが主演男優賞を初受賞、第92回アカデミー主演男優賞にノミネートを果たし、数々の映画賞や映画祭で高評価を受けたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作『ペイン・アンド・グローリー』が 6/19(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国ロードショーとなる。

『ペイン・アンド・グローリー』には先日Travis Scottとのコラボ曲“TKN”をリリースしたROSALÍAが出演。今回、彼女が劇中でその歌声を披露する場面のメイキングムービーが公開された。

今や巨匠と呼ばれるまでになったアルモドバル監督の集大成であり自伝的要素が多分に投影された本作では、彼のミューズであるペネロペ・クルスも特別出演。主人公サルバドールの幼少期回想シーンで彼の母親ハシンタ役を演じており、ROSALÍAは役名もそのままに、ペネロペとの共演を果たしている。四人の女性が川辺で洗濯をしながら談笑し声を重ね合う姿には、逞しく温かい、アルモドバルが共に生きてきた力強い女性たちが映し出されている。ROSALÍAが監督とともにスカーフを一緒に選ぶ姿など、貴重な撮影の舞台裏も垣間見ることができる。

「ロザリアが川のシーンで洗濯女たちとのコーラスとともに、バラード“A Tu Vera”をアカペラで歌う。 それは主人公サルバドールの最も幸せだった記憶のひとつ。 川岸の葦とメグサハッカの茂みの中で、洗濯物を楽しそうに広げる母親がそこにいる。」―ペドロ・アルモドバル

Info

ペイン・アンド・グローリー

6/19(金)、TOHO シネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマ他全国ロードショー

脚本・監督:ペドロ・アルモドバル

出演:アントニオ・バンデラス/アシエル・エチェアンディア レオナルド・スバラーニャ ノラ・ナバス フリエタ・セラーノ/ペネロペ・クルス
2019/スペイン/スペイン語/113 分/5.1ch/カラー/アメリカンビスタ 原題:Dolor y Gloria 字幕翻訳:松浦美奈
配給:キノフィルムズ/木下グループ R15+ ©El Deseo.
公式サイト:pain-and-glory.jp

脊椎の痛みから生きがいを見出せなくなった世界的映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)は、心身ともに疲れ、引退同然の生活を余儀なくされていた。そんななか、昔の自分をよく回想するようになる。子供時代と母親、その頃移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局。その痛みは今も消えることなく残っていた。そんなとき32年前に撮った作品の上映依頼が届く。思わぬ再会が心を閉ざしていた彼を過去へと翻らせる。そして記憶のたどり着いた先には・・・。

RELATED

MOST POPULAR

ヘイトスピーチや嫌がらせを発見した時にするべき4つのこと

公共の場で嫌がらせを受けている人を見つけた時はこのように行動しようというイラスト付きのリストを投稿され、多くの人にシェアされている。

テキサスで男性が鋼鉄のフェンスとセックスし逮捕

18日、米テキサス州の32歳の男が鋼鉄のフェンスと性行為を行い、告訴された。法廷に現れず、現在逃亡中とのこと。

ヴェネチアのビエンナーレに出展された「世界東京化計画」とは?世界の有名都市が東京に変化する映像作品

6つの都市が「東京のようなアーバンランドスケープになってしまったら?」というテーマ制作された「世界東京化計画」というビデオ作品はヴェネチア・アーキテクチャー・ビエンナーレで展示されている。