Futureが「トラップをポップミュージックに押し上げたのは俺だ」と主張
先週金曜日にニューアルバム『High Off Life』をリリースしたFuture。そんな彼が、トラップミュージックに自身がもたらした功績を自ら主張し話題を呼んでいる。
XXLによると、Futureは先週金曜日に公開されたBeats1のZane Loweによるインタビュー番組に出演。そこで彼は、トラップをポップミュージックの領域まで押し上げたのは自分であると主張している。曰く「マトリックスのグリッチを見つけたんだ。俺はレシピを見つけた。一旦レシピを見つけたら、それはコロナウイルスの治療法を見つけたようなものだ。俺はトラップをポップにする治療法を見つけたんだよ。お前が何をやっていてもポップになる。ポップであり、なおかつ自分自身でいられるんだ。クロスオーバーだって出来るぜ。ただ自分自身でいるってだけで、ポップスターと同じぐらいの金を稼げるんだ。ダサいことなんてしなくたっていい。自分自身であり続けて、ポップスターと同じ金を稼ぐんだ」とのことで、自身の登場によってトラップがよりポピュラーなものになり、地位が向上したということを意味しているようだ。
一方でFutureはラッパーたちが十分な報酬を貰っているとは考えておらず、「どうしてショーをやってもこんなにお金が貰えないんだ?ショーでは100万ドルは貰わなきゃな」と語る。しかし「ショーで100万ドルを貰ったことがある?」と尋ねられた彼は、「もちろんだよ。治療法を見つけたって言っただろ?レシピを手に入れたんだよ。俺がやったんだ」と答え、格の違いを見せ付けている。
要するにFutureはトラップというスタイルで活動していながらポップスターと同等の地位を得る、ということに成功したのは自身が最初であると主張したいのだろう。確かにFutureが後進のラッパーたちに与えた影響は計り知れず、また音楽面においても彼が道を切り拓いてきた部分は多く存在する。「ダサいことなんてしなくたっていい。自分自身であり続けて、ポップスターと同じ金を稼ぐんだ」という言葉は、多くのアーティストに勇気を与え得るものだろう。
Zane LoweによるFutureのインタビューの一部はこちらから。