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Live NationとAEGが新型コロナウイルスの影響を受け米国内の全ての大規模なツアーを延期すると発表
世界規模で感染が広がり、政治や経済、音楽業界にまで深刻な影響を与えている新型コロナウイルス。そんな中、米大手プロモーターのLive NationとAEGが今月に予定されていた大規模なツアーやライブイベントを全て延期すると発表した。
Billboardによると、Live NationとAEGは今週木曜日に従業員に対して「月末までアリーナツアーを延期する」とのアナウンスを行なった。なお、現在継続されているUKでのツアーとコンサートはこれに含まれていないようだ。
声明には「現時点で、月末までに予定されている大規模なイベントを延期することを推奨しています。小規模なイベントは、地元当局が定めたガイダンスに従うことをサポートします。私たちには必要によってコンサート、フェス、ライブイベントの日程を変更できる柔軟性があり、今後すぐにファンとアーティストやライブイベントを繋げることを楽しみにしています」と綴られている。
この声明にはLive Nation、AEGのCEOや会長、その他様々な役員たちによる共同の署名がなされている。ComplexによるとLive NationとAEGは月末まで全ての従業員にリモート勤務を指示しており、4月には従来の業務が可能になるとのこと。
新型コロナウイルスによって音楽業界が受けている打撃は計り知れず、計数十億ドルにのぼる損失を被る可能性も報じられている。さらに規模の小さいレーベルやプロモーターが受ける打撃は大手と比べさらに深刻なものとなることも予想される。
事態がある程度の収束を見せるまで、音楽ファンにとっても厳しい状況が続きそうだ。