Steve Lacyがアジアツアーを求めるファンに「コロナウイルスのワクチンが必要」と返答し激しい批判を浴びる
The Internetの中心メンバーであり、今月には東京、大阪での来日公演も予定しているSteve Lacy。そんな彼が、現在世界を震撼させている新型コロナウイルスについての不用意な発言で批判を浴びている。
Complexによると、Steve Lacyは今週火曜日、自身のInstagramに寄せられた「アジアツアーをやってくれよ」というコメントに対し、「(俺のライブより)コロナウイルスのワクチンがいるだろ、みんなが必要としているものだよ」と返答(現在は削除)。
steve lacy........ pic.twitter.com/z5QSjbs6bR
— (smile) (@koosgrI) February 4, 2020
こちらのコメントが拡散されてしまい、非難の声が殺到することとなった。
さらに彼は過去に性暴力が告発されているR. Kellyや、元恋人へのDVが明らかになり問題となっている故XXXTentacionについてもそれぞれ「R. Kellyは小さい女の子に小便をかけてたけど“Ignition”は名曲だろ(笑)俺はそれだけ言いたい」「ヒットはヒットだ」と擁護的なコメントをしていたことが掘り返され、先ほどのアジアについての発言と合わせて問題視されている。
Steve Lacy a xenophobic, abuser defending piece of sh¡t man this is disappointing pic.twitter.com/KYYrXOpkSd
— luna 13 (@heavenlyfringe) February 4, 2020
欧米を始め、日本も含む多くの国でコロナウイルスに紐づけた中国人やアジア系の人々に対する差別が蔓延している現状の中、コロナウイルスに関するジョークは本人にとって軽い冗談のつもりであっても看過出来ない発言だ。しかし同時に、セレブのちょっとした言動がきっかけでその人物のキャリアが終わってしまういわゆる「キャンセルカルチャー」も同時に問題となっているため、彼が激しい批判を浴びている状況自体に疑問を呈する者や、発言自体は容認しないものの誠意ある対応を待ち望んでいる者も多い。
Twitter: literally making corona virus jokes 24/7
Steve lacy: makes a corona virus joke
Twitter: you piece of shit your canceled
— BJB (@brandon_bryan_) February 4, 2020
I'm not canceling #stevelacy and that's final.
— medu$a (@elleaena) February 4, 2020
いずれにせよ、今回のSteve Lacyによる発言はアジアにルーツを持つ者も多く含まれる世界中のファンにとって残念なものであった。今後本人によって何らかの謝罪はなされるのだろうか?