culture
中條祐樹、緒方数馬、山瀬まゆみによる「家」をテーマとした展覧会『Country vista』が開催
建築とプロダクトが掛け合わさる、コンセプチャルな立体作品を造形する中條祐樹、ファウンドオブジェクト、既存のプロダクトを独自のバランス感覚で積み上げたり拘束したりする方法にて立体作品を制作する緒方数馬、抽象的なペインティングとソフトスカルプチャーを主に、相対するリアリティ(肉体)と目に見えないファンタジーや想像をコンセプトに制作する山瀬まゆみの3人による展覧会『Country vista』が、12/7(土)から東京・中目黒のCOMPLEXBOOSTで開催となる。
今回の展示では「家」がテーマ。何度も引っ越しを繰り返した家、畑の目の前にある家、仕事場と同じ家。または破けた障子、真っ暗な部屋の天井、喧嘩で開いた壁の穴、といった場面を「家」と呼ぶこともできる。もちろん家族との会話、自分の部屋で過ごした時間、兄弟で朝まで話通した夜など、ノスタルジックな長い思い出もまた「家」である。
3人のアーティストたちは共通点のない「家」を探し、見つけたのがコストコで300ドルで販売されている「Country vista」だ。それは存在していたが、取り扱い終了のため購入することは叶わず、誰もが持っているはずなのに、誰のものでもない「家」という本展のテーマと合致することになった。
Info
“Country vista” 中條祐樹、緒方数馬、山瀬まゆみ
開催日時:2019 年 12 月 7 日(土) – 12 月 15 日(日) / 12 時 – 18 時 ※12月6日 (金)オープニング18:00–21:00
場所:COMPLEXBOOST (東京都目黒区青葉台1丁目15−10)