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YNW Mellyの新曲“Suicidal”のMVと日本のアニメの関係を解説する動画がGeniusから公開
今年2月に友人二人を殺害した容疑で逮捕され、一時は死刑の可能性も浮上していたYNW Mellyが、先週金曜日に獄中から2ndアルバム『Melly vs. Melvin』をリリース。そんな同作に収録された “Suicidal”のMVについて解説する動画が、Geniusより公開された。
“Suicidal”のMVはYNW Mellyの他にもXXXTentacionやLil Skies、Denzel CurryなどのMVを手がけたアニメーターTristan Zammitの手によるもの。彼とアシスタントのAlexgはMVについて「ムードに合ってないから、暗すぎるものにはしたくなかったんだ。だから、首吊りの輪は出てくるけどハート形にして明るくしようとしたんだよ」と語り、さらに制作において日本のアニメから大きな影響を受けたことを明かしている。
例えば黒い背景と波打つ波形の中でYNW Mellyが歌うシーンは2000年にOVAとして発表されカルト的な人気を博したアニメシリーズ『FLCL』のエンディングアニメーションのオマージュとなっており、さらに制作の過程でZammitがNujabesのサウンドトラックでも知られるアニメ『サムライチャンプルー』のアートブックを手に入れたことで、スタイルに大きな影響を受けたという。
他にも『AKIRA』の登場人物である鉄雄が能力を制御出来ず怪物のような姿に変化するシーンの作画をオマージュしたことが明かされるなど、アニメファンの多くがニヤリとするような制作エピソードが披露されている。
アニメとラップのどちらも好きであるという方は、是非ともこちらの動画を観てみてはいかがだろうか。