日常と非日常の境界意識をテーマにするAndy Misterの新刊発売記念展が開催中
NY州ビーコン在住のアーティストAndy Misterの新刊『Distorted Ghosts』の発売を記念した展示が、幡ヶ谷のgallery communeで開催中だ。
彼は日常と非日常の境界意識、眠りに落ちる前の瞬間や夢から目覚める感覚を刺激する作品制作に挑んできた。今回の展示作品は、アメリカの詩人 ジョージ・オッペンによる詩集の復刻版ジャケット(1966年出版)にインスパイアされており、展示名は本のタイトル『Discrete Series』に由来している。本展は全体で1つの物語を綴っているが、単独作品としても個別に機能するドローイングシリーズとなっている。
私は作品全体を一種の視覚的ミックステープとして「コンピレーション」と呼んでおり、会場には大好きなバンドや作家の切り抜きで満たされた10代の頃のベッドルームのように作品が配置されています。これらのドローイングをシリーズとして捉えることで、鑑賞者と作品との関係性はより強固なものになるでしょう。作品をよく見ると使用したインク、アクリル、カーボンペンシル、チャコールなどの痕跡と同様に、私の手の痕跡を見ることができます。しかし私は、鑑賞者が立ち止まって作品の成り立ちをはじめ、絵なのか写真なのかという疑問を抱くことを期待して、可能な限りオリジナルイメージに近づけるように描いているのです。 ― アンディ・ミスター
Info
Andy Mister Book Launch Exhibition "Discrete Series"
2019.11.12 tue - 11.27 wed at gallery commune, Tokyo
open: Weekdays 14:00 - 20:00 | Sat&Sun&Holidays 12:00 - 18:00 closed: Thu