おもちゃの銃でMV撮影をしていたラッパーが勘違いで警察に通報される

ギャングスタラップやトラップのMVには、リリックの内容や楽曲のサグなイメージを表現するために銃や薬物などが登場することも多い。中には本物を使用し問題になるラッパーも多い一方で、偽物の小道具を使っていたにも関わらずトラブルに巻き込まれる気の毒な事例もあるようだ。

Complexが報じるところによると、テキサス州サウスレイクのとあるラッパーが今月8月5日に公園でMV撮影をしていたところ、彼らが銃のようなものを持っているところを目撃した近隣住民によって警察を呼ばれてしまった。すぐさま警察が到着し、その場にいた4人の男たちを拘束。しかし取り調べによって銃はおもちゃであったことが発覚し、さらに彼らが所持していた白い粉が入った袋の中身は粉砂糖だったことも明らかになった。Fox35によると、警察はエルパソとデイトンで起こった銃乱射事件を受けて警戒を強めていたためこのような事態になってしまったようだ。

サウスレイク警察はこの騒動についてFacebookに「逮捕も起訴もなく、市民たちは釈放されました。これは警察の指示に市民たちが従い、冷静さを保ち、我々が出動した理由を理解していた彼らの素晴らしい行動です。また、我々警察の細部への注意や優れたトレーニング、綿密な調査も称賛されるべきでしょう」との声明を発表している。いずれにせよ、不幸な誤認逮捕が起こらず何よりであったと言うべきだろう。

これからサグなMVを撮影しようとしているラッパーの方は、誤解を招かないよう注意深く行動した方が身のためなのかもしれない。