Denzel Curryが見事な自画像を描く

ニューアルバム『ZUU』が好調なDenzel Curry。そんな彼が、インタビューに応えながら自画像を描き、見事なドローイングスキルを見せた。

Denzel Curryは、アーティストにインタビューしながらアルバムのコンセプトを絵で表現してもらうXXLの人気企画『XXL’s Masterpiece』に出演。アートスクールに通っていたという彼はアタリをとった後に的確な線で輪郭を描いており、スキルの高さを感じさせる。途中、日本でも放送されていた『ボブの絵画教室』の講師ボブ・ロスを意識した喋り方などのジョークも混ぜつつ、自分なりの絵の描き方を説明。その後、『ZUU』に関する質問にも答えている。

Rick Rossとのコラボ曲“BIRDZ”について彼は、「“BIRDZ”は始めから完成していたんだ。最初のヴァースと2番目のヴァースがあった。そこから、マネージャーのMarkが“Rick Rossを呼んでみようよ”と提案して、俺はもちろんって感じだった」と、楽曲がおおかた完成した後にRick Rossのフィーチャーを思いついたことを明かしている。他にも“AUTOMATIC”をプロデュースしたTay Keithとの「Tay KeithはRaider Klanの頃から俺のことを知ってたけど、誰も予想出来なかったと思う。俺たちは互いをリスペクトしてるんだ。Instagramで彼が連絡してくるまで、俺は彼にビートをもらえることを期待してなかった。その後Rolling Loudで会って、次の日にUNOとかで遊んだんだ」というエピソードや、“P.A.T.”でSpaceghostpurrpの“PXSSXSSXD”をサンンプリングしていることなど貴重な背景を語っている。

最後に自画像を完成させると、絵について「これが俺の今の姿だから、自画像を描いた。髪を切ってもイケてるし、ドレッドもイケてる。今のような男になるなんて前は思ってもいなかったよ。俺はファッショナブルじゃなかったからな。でもこの街に住むと、今のような人間になるんだ」と、今のスタイルに満足していることを明かした。

Denzel Curryの絵の技術が存分に発揮された『XXL’s Masterpiece』はこちらから観ることが出来る。

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