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Billie Eilishがアラバマ州の妊娠中絶禁止法を「ホワイトハウスのビッチ共に言葉も出ない」と批判
先日、アラバマ州議会を通過し可決されたことが報じられた妊娠中絶法。性犯罪などによる同意のない妊娠も含め全ての妊娠中絶を禁止し、手術を行った医師に重い刑罰が下されるこの法律に対しRihannaやLady Gagaが抗議を行なっていたが、彼女らに続いてBillie EIlishも批判の声を上げた。
Varietyの取材に応えたBillie Eilishは、法律が可決された時のことを振り返って「正直、携帯を見ることも出来なかった。ホワイトハウスのビッチ共に言葉も出ない」と、ニュースを知ったときのショックと政治家たちに対する強い憤りを表明。続けて、「信じられない。怒りのあまり顔が赤くなったよ。耳から蒸気が出るかと思った。女性たちは言いたいことを言って、やりたいことをやって、感じたいことを感じるべき。誰も彼女たちの生き方に指図は出来ないはず。本当に腹が立ってるから、あれについて話し始めたら止まらないんだよね。男性は女性たちについて選択をするべきじゃない。これが私の言いたい全て」としている。
アラバマ州の妊娠中絶禁止法は賛成した議員の全員が共和党に所属する白人の男性だったことが特に問題視されており、女性の人権を一切無視した決定であるとの批判が寄せられている。アメリカでは1973年のロー対ウェイド事件を契機に憲法で人工妊娠中絶の権利が認められているが、今回成立した法律が明らかに違憲であることも指摘されている。
女性の自己決定権を奪う法律の可決はアメリカだけでなく全世界に波紋を呼んでいる。カルチャーにも大きな影響を及ぼすであろう今回の一件だが、果たして事態は今後どのように展開していくのだろうか?