FutureがR. Kellyの騒動について「みんなが関心を持ちすぎている」と語る
性的暴行を告発するドキュメンタリー『Surviving R. Kelly』の放送をきっかけに音楽シーンの内外に波紋を巻き起こしているR. Kelly。Chance The RapperやCommonなどのアーティストがこの件についてのコメントを発表する中、2012年の楽曲“Parachute”でR. Kellyとのコラボを行なった経験のあるFutureが前述の二人とはまた違った考え方を語っている。
間も無くニューアルバム『The WIZRD』をリリース予定のFutureはPower 106のラジオ番組に出演。司会に「もう一度R. Kellyとレコーディングできるとしたらどうする?」と尋ねられた彼は「誰だそれ?もうみんな忘れたのかと思ってたよ」と返答。その後「俺たちは彼に注目しすぎているんだ。何かに過度な関心を寄せると、それは膨れ上がっていく。だから炎上したんだ。だから奴の音楽が奴にそうさせた。もしみんながそれについて話すのをやめれば、それは去っていくよ」と、大衆が過度な関心を寄せたことがR. Kellyの行動を増長させる原因になったという持論を展開した。「みんなが偽物の怒りを向けてるってこと?」という質問に対しては、「そうかどうかは分からないけど、ただその話題について語っている奴が多すぎる。音楽シーンの外側ではもう終わったことだろ」とのことだ。
実際のところ、『Surviving R. Kelly』の放送をきっかけに検察によるR. Kellyへの家宅捜索が始まったため、この問題への追求は終わったどころか本格的にスタートしたばかりという状況である。FutureのようにR. Kellyを巡る問題への正確な認識が出来ていないアーティストもシーンには存在するが、コミュニティのためにもR. Kellyの一刻も早い逮捕が望まれるだろう。
Futureへのインタビューの全編はこちらから観ることができる。