Cole Bennettが「SoundCloudラップはもう終わっている」と語る
Lil SkiesやSki Mask The Slump God、Lil XanそしてJuice WRLDなど数多くのラッパーを今のシーンに送り込んでいるメディアLyrical Lemonade。そのトップであり、前述のラッパー達のMVのディレクターを務めているのがCole Bennettだ。
そんな彼が今回、Complexのインタビューに登場。SoundCloudラップについて語った。
Coleは「俺はSoundCloudラップは実質的にもう終わっていると思う」と語り、続けて「ここ数年間で、実際に人気が出たラッパーにラベルを貼りたいのでない限り、今人気のラッパーのことを俺はSoundCloudラッパーだとは思わない。俺が思うにApple MusicやSpotifyによって、音楽を聴くのが簡単になったからSoundCloudの毎日の使用頻度が少なくなってる。今は誰でもそれが出来るから、多くの人がそのルートを辿るせいで、SoundCloudがスキップされてるんだと思う。ラッパー達は音源をSoundCloudにアップロードするけど、これまでと比べてそれほど重要ではないんだ。そのことを俺はとても大事なことだと思ったんだ。なぜならSpotifyやApple Musicだと何人かの若いアーティストにアクセス出来ないと思ったからね。」とSoundCloudラップの現状について述べた。
確かにSoundCloudのようなストリーミングサービスはインディーアーティスト達にとって大きな助けとなるものだが、最近だとSpotifyがインディーのアーティストを支援するサービスをローンチするなど攻勢を強めている。
今日の音楽シーンにおいてはSoundCloudラップはいまだ人気を博しているが、実際、SoundCloud上に音源をアップロードしたから流行ったというよりは、現在シーンにいるアーティストが音源をアップしたのがたまたまSoundCloudだっただけなのだ。
Spotifyなどがインディーアーティストをサポートする姿勢を見せている今の状況を鑑みると、今後SoundCloudラップというジャンルが無くなっても不思議はない。
今後、若いアーティスト達がどのような動きを見せていくのか注目だ。