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Pharrellがトランプ大統領に対し、演説の際に自身の楽曲"Happy"を使用しないよう求める
アメリカではまもなく中間選挙が行われる。アメリカ国民がトランプ政権にどのような審判を下すのか世界中の注目が集まっているわけだが、大統領も勝利を得るために、各地で集会を開き演説を行っている。
今月27日には大統領はインディアナでの集会に出席し、演説を行ったのだが、その際にPharrellの代表曲“Happy”を流していたそうだ。
実はこの集会の数時間前、ピッツバーグのユダヤ礼拝所で男が銃を乱射し、11人が死亡するという衝撃的な事件が起きていた。
このような事件があった後に、アメリカの現大統領が“Happy”を使用したことでPharrellの逆鱗に触れてしまったのだ。
The Hollywood Reporterによると、Pharrellは自身の弁護士Howard Kingを通し、トランプにこのような書簡を送ったとのこと。
「狂った‘民族主義者’の手によって11人もの人々が殺害されてしまった日に、あなたはインディアナの集会で彼(Pharrell)の歌“Happy”を聴衆に向けて流した。土曜日に我々の国で起こった悲劇に“幸せ”なんてものは無く、あなたにこの曲をこのような目的で使用することを許可していない」と怒りを露わにしている。
また、Kingは許可を得ずにトラックを使用した場合、著作権侵害にあたるとも述べている。
Trumpがこのような文書をもらうのは今回がはじめてではない。これまでもAerosmithのSteven TylerやQueenなどがトランプ大統領に楽曲を使用された際、反発する姿勢を示してきた。今後もこのような事は続いていくだろうが、中間選挙はどのような結果になるだろうか。