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Lil PumpがKanye Westとの“I Love It”のヴァースを誕生日パーティーの最中に15分でレコーディングしたと語る
渦中のKanye Westが先月Lil Pumpと共にリリースし、大きな話題を呼んだ“I Love It”。スパイク・ジョーンズが参加したユニークなMVによってYouTubeの一週間の再生回数記録を塗り替えるほどヒットした同曲だが、Lil Pumpのヴァースが15分でレコーディングされたものだということが今回明らかになった。
Billboardの取材によると、“I Love It”のトラックはLil Pumpの18歳の誕生日プレゼントとしてKanye Westから贈られたものだったという。Lil Pumpは誕生日パーティのその場でヴァースを書き上げ、なんと僅か15分の間でレコーディングを完了させてしまったのだそうだ。
フックの“You're such a fucking ho, I love it”という耳に残るフレーズは元々Kanyeのアイデアだったそうだが、その短い言葉からヴァースを15分で書き上げるLil Pumpの才能は間違いないものだろう。
一曲のプロデュースに10分以上の時間を掛けないZaytovenや45分以上の時間を費やさずにレコーディングを完了させるMigosなど、アメリカのラップシーンのスピード感はかなりのものだ。いかに時間を掛けず多くの曲を作れるかをフレックスし合う風潮も確かに存在する。
しかし、Travis Scottやワイオミングセッションの際のKanyeのように多数のミュージシャンをスタジオに呼んで長い時間を掛けレコーディングをするスタイルも近頃はトレンドになりつつある。
時間を掛けて曲を作るスタイルとスピーディに曲を作るスタイルのどちらが正しいとは言えないが、それでも15分で完成した曲がスマッシュヒットするのは驚くべきことだろう。