【対談】m.j.k. × VERDY | キャラクター・コラボ・『TOKYO WONG』

aReKことm.j.k.は特徴的なキャラクターを用いたペイントや、グラフィックなどで知られているアーティストだ。そんな彼のスケートなどストリートカルチャーに影響を受けたダークな感性も表現されたキャラクターなどを展示する個展『TOKYO WONG』が、9/9(日)まで、東京・原宿のkit galleryで開催中だ。

今回の展示では会場を家に見立て、絵画だけでなく家具メーカーで働く富田学とのコラボによる椅子や、アクセサリーブランド、haraKIRIとのコラボグッズも制作している。

自身もキャラクターを手がけ、m.j.k.と同じくストリートカルチャーにルーツを持つVERDYとの対談を会場で敢行、2人にキャラクターへの思いなどを語ってもらった。

取材・構成 : 和田哲郎
撮影: 横山純

- じゃあまずaReKさんに聞きたいんですが、5年ぐらい前から描き始めたとのことですが。

m.j.k. - そうなんです、キャラが最初で。もともとこのウサギのキャラしか描いてなくて。初個展を代官山のOJAGADESIGNっていうブランドが新しい店舗出す時にやらせてくれて。その時にこの男の子のキャラを使って。で、その時もうキャラが椅子に座ってて、そこからなんかピックアップしていった。っていう意味で5年ぐらい描いてるキャラクター。

- 元々キャラ物とかからインスピレーションを得てた?

aReK - やっぱりバットマンとかスパイダーマンとか、子供の時みんな好きじゃないですか。そういうの好きで、スターウォーズとかもめっちゃパクって描いてたんですけど。カッコいい字とかグラフィティとか入っていって、その流れですかね。キャラもなんか文字っぽくなったというか、パーツっぽくなったっていう感じですかね。

- たしかにキャラだけって言うよりは、キャラがなにかになってたりとか。

m.j.k. - そうなんですよ。なんか俺もよくわからないんですけど(笑) なんていうんですかね。Verdyくんもキャラ描くじゃないですか、なんでキャラ描いてるんですか?(笑)

Verdy - 僕はもともと小学生の時に『スーパーマリオ』が大好きで、マリオの絵ばっか描いてたんですけど。まあそこからディズニーだったりとか、キャラクター自体は結構好きで。普通にキャラもののTシャツとかも好きだし、今ではそんな着ないですけど、昔だったら結構ライセンスのコラボとかもめずらしかったし、カッコいいなとか思ってよく買ったりはしてましたね。

m.j.k. - そうですよね。俺も『トイ・ストーリー』世代なんですけど、めちゃめちゃ自分の絵にも入ってるっすね。バズとか。

Verdy - あ、そう聞くとバズは入ってるね。

m.j.k. - 結構昔からスペースシップとかそういうのすげえ好きで、最近「あれ?自分のキャラに入ってんな?」てなったのは『忍空』って漫画わかります?

Verdy - あーわかるわかる(笑)

m.j.k. - メインのキャラいるじゃないですか。あいつがすげえそっくりってことに、おとといぐらいに気づいて。

Verdy - あとから(笑)

m.j.k. - そうなんす。目とか超そっくりで。しかもそこを見ると、なんか古いハンカチが飾ってあって、そこに忍空いるんすよ。超似てて、もうベロ出して帽子、色とかまさにこれなんですよ。

Verdy - でもそういうのありますよね。僕も自分のキャラで『パラッパラッパー』だなっていうのありますよ。僕のキャラ基本的に、ニットキャップかぶってないんですけど、ニットキャップかぶったバージョンがあって、かぶった時に耳が垂れるじゃないですか。もうほぼ一緒なんじゃないかってぐらい。

- 最初にウサギを描いてたっていうのは理由はなく?

m.j.k. - ほんとはその前にキャラがあったんですよね。僕いますげえポップなの描いてるんですけど、本来は結構ダークっていうか、ちょっと絵上手だねみたいなリアルな絵を描いてたんですよ。その時にクラブ行っては女の子の体に絵を描くみたいな遊びをしていて「これちょっと時間かかるな」って気づいて。カッコいいけどこれちょっと違うなと。ある日、丸く塗りつぶして目は点、鼻もちょっと点、口も点で、でちょっと耳生やしてウサギを描いたら女の子大喜び。「かわいい〜」って言うから「でしょー?」とか言って(笑) でも実質やっぱストリートだったら早さも超大事だったし、それで結構突き詰めていってって感じです。ウサギは今回久々に描いたんですけどね。

Verdy - たとえばファンの人が来て、描いてってなってパッと描いてっていうのは結構重要ですよね。

m.j.k. -  超重要っすよ。一発書きとかでできるぐらいの。

Verdy - 僕は逆に普段色々時間かかるようなキャラとか描いてたんですけど、どんな酔っ払っててもどこでこう誰に描いてって言われたりサインもらえますかって言われた時に、パッと描けるキャラを推すことに変えました。

m.j.k. -  需要と供給じゃないですけど(笑)大事。しかもそういうののほうが描いてて気持ちいですよね。

Verdy - マーク・ゴンザレスに会ったら、鳥描いてもらったら嬉しいなってなるし。

m.j.k. - そこは確かにすげえでかいと思う。

Verdy - いつも見てるやつを描いてくれるのがテンションあがるから、なるべくキャラクターを求められてないときも一発入れたりはしますね。

m.j.k. - まあスタンプ的な感じですよね。

Verdy - フジロックのデザインを今年4型やって、パンダのキャラクターを入れたんですけど、フジロックと直接ミーティングしたわけじゃないんですけど、BEAMSの人たちから「これパンダってなんかフジロック関係ありますか?」って(笑)「関係ないんですねー」「ちょっとやっぱこれ通らなかったね」ってサラッと言われて(笑)残念だなあみたいな。

m.j.k. - パンダのキャラクターってなんですか(笑) 俺見たこと無い。

Verdy - あれパンダなんですよ(笑)

m.j.k. - あぁ、あれパンダなんですか!?(笑)まじすんません(笑)

Verdy - アメリカの友達とかは、「そのドッグめっちゃいいね」 って言ってくれるんで「OK!イェーイ」って言ってますけど。

- aReKさんもですけどVerdyさんも大阪から出てこられて最初はかなりキツかったとか?

Verdy - 最初はかなりキツかったですね。思っていた感じじゃなかったですね。そんな時にCHABEさんが声をかけてくれて、なんかせっかくだし一回個展やってみたら?みたいな感じで

m.j.k. - それ何歳のときなんですか?

Verdy - それは6年前とかなんで、25とかですかね。で、それやらせてもらって、そういうのそっからも毎年一回とか個展をやってたりしたんで、あとここはCHABEさんがやってる場所だから結構誰がやっても見に来るんですけど、正直。でもこうドアを開けて、わぁってなったのは初めてかもしれないですね。めっちゃいいじゃないですかって。

m.j.k. - あ、まじですか。

Verdy - 開けた時にやっぱり絵だけ飾ったりは想定内じゃないですか。一番重要だと思うのは入ったときの「おぉっ」っていう感覚で、それをすげえ感じた。

m.j.k. - 超嬉しい。

Verdy - 気合い入ってるとは聞いてたんで。やっぱいいなって。来てよかったなっていう普通に(笑)

- 家をイメージしてるんですよね。

m.j.k. - ソーラーパネルじゃなくて、なんだっけ電波拾うものとか機械的なものとか。ほんとはこういうところから配線とか飛び出てたりとかここも全部芝生ひいて、道になっててとか。ほんとはプレハブも作ったりとか、そういう宇宙から魚眼レンズで見た宇宙に突っ立ってる家というか基地みたいなのを作るはずだったんですけど。でも一回やると次もうちょっとこれできんじゃんみたいなのが速攻出てくるんですよ。だから本当はもっともっとやりたかったんですけど、逆にこの感じもいい感じに自分の想像とは違うものになっていったから、面白いなとは思ってますね。でも、この家のアイディア自体は1年ぐらい前のやつで。ただやるタイミングとできる場所がなくて、1月に福岡やって4月に名古屋やって、で小さいのちらほらやって一応予定は立ててそれに乗っかってやって。もうちょっとできるようになりたいんですけど、けどやってみると実際結構大変だから、もう良かったかなって感じはします。この自分の思ってたのとちょっとづつズレて行ってるからそれは結構いいなって。ちょっとニューチャイナというかネオチャイナっぽいっていうか、さっき結構アジアのこととか言ってたからその感じも出てきてんなって。鈴とか作って毒々しいシュウマイとかこの辺おいて欲しい。パンチパーマのキティちゃんとかエプロンしたやつ。で、その開けたときの煙で変になっちゃうみたいな(笑)。やっぱ俺もディズニーとか超意識してて、動かないものが動くとか、小さいものがすげえ大きいとか、なんかその理にかなってない状態を作るのがすごい好きで。だからなんかもうちょっと車が壁ぶち破ってるとか、ちょっと訳わからないことしたいですね。絵が結構ポップなので、ゴッホとかそういうところに持っていくには訳わからないものが必要なんだなって。しかも面白いじゃないですか「なにそれ」みたいな。っていうのやりたいですね。もうちょい体験型とかでもいいですね。でも今回はいい感じです。

- 満足はしてる?

m.j.k. - できあがった瞬間は一瞬満足なんですけど。速攻もう「これもうちょいこできんな」とか次につながっていくから。今回絵を全然描けなくて。いままで超すらすら描けてたんですけど、僕目的がないとあんま描かないんですよ普段。で、なんか個展ってなったら描き出す感じなんで。今回も全部これ1ヶ月でやってて。でなんか最初全然描きだせなくて、「うわこれスランプ状態じゃん」って。これが頭が固くなるってやつかって。で、結構ほんと期限ギリギリになってきたぐらいに、やっと手が慣れてくるというか。やっぱスポーツと一緒で、普段からやってないとダメなんだなみたいな感じの反省点もありつつ。でもいままででやった展示のどれよりも良いと思ってます。なんかみんなでゆっくりできそうな雰囲気も出てますし、今回気合入ってるんでとか超言いまくってたんで(笑)

- でも家具を置こうっていうアイディアは。

m.j.k. - 家具は、もともと名古屋の僕の家がすげえたまり場で、ヤサみたいになってて。で、もともと俺アンティーク好きで、そういうわけわからない譲りものが家にすごいあって。でも集める意味っていうのは、一人で全部は座れないじゃないですか、椅子のある数だけ人が来るっていう意味でもあったりとか。全部リンクしてて、今もこうやって座ってやってたりとか、悩んだり、悲しんだり楽しいとか、椅子とかテーブルとかコップとかものすごく身近なものなんですけど当たり前のものなんだっていう。で最初何気なくキャラが椅子に座ってる絵とか描いてただけなんですけど、そこで俺もなんか「いいんじゃね?椅子だけで」みたいな。簡単だしわかりやすいし。ってところからですかね。あんまお客さん受けはしないんですけどね。やっぱキャラとかのほうがウケるんですけど。でもクリエイターとかアーティストとかの人はみんな「椅子いいじゃん。誰もいないし」って。

Verdy - 椅子いいってめっちゃ思いますね。誰もやっていないってのやっぱいい。僕もパンダ描いてて、みんなパンダって思ってないですけど(笑)最初なんかマック・ミラーとか日本に来たときに、「なんかキャラ描いてよ」ってノリになって、それでクマ描いてくれてみたいな。クマ描いてみたいになって。クマはKanyeと村上隆じゃんみたいな。ネズミもミッキーいるし。ウサギもプレイボーイだったりとか色々いるから。パンダは『たれぱんだ』以降スターがいないなって。パンダってみんなめっちゃ好きじゃないですか。生まれただけでうわーってなるし。そのわりにパンダにスターいないから、描いたんですけど。みんなパンダってみんな思ってくれない。

m.j.k. - だからいつも服が黒白なんですか。

Verdy - 黒白なのは、バウンティハンターのヒカルさんの影響(笑)

m.j.k. - ヒカルさんかっけえすもんね。あの人黄色じゃないですか?

Verdy - ヒカルさんは黄色も入れるし、ジョーダンカラーも入れてますよね、赤。全合わせじゃないですか。

m.j.k. - なんなんですかねあの感じ。SFのゲームとかに出てきそうですよね。これ録音してないですよね?大丈夫?

Verdy - カットしないで大丈夫だと思う(笑)

m.j.k. - でもヒカルさんもだし、俺はVerdyくんと、リンクしてるとこ近いんですよね。

Verdy - ヒカルさんからはめっちゃ影響受けてるんで、カッコいいなってほんとに思う人です。

m.j.k. - かっこいいですよね。あんなスタイル確実にある人なかなかいないですもんね。

Verdy - 唯一無二。

m.j.k. - 間違いない。名古屋も超よく来てたっぽくて昔。

- 名古屋の土地から受けた影響とかが作品にでたりしますか?

m.j.k. - そりゃまあそうっすよね。やっぱ名古屋は変なとこなのってよく言われるんですけど、でもめちゃめちゃカッコいい人ばっかで。絵でいうととくにグラフィティが超目立ってて、僕はスケーターだったんですけど、すげえやっぱ影響は受けてますね。ハードコアな部分というか、それは少なからず絶対あると思います。でもそこに被りたくねえっていうバイブスもすごい強い。ないものをできるだけやっていきたい。まだ完成してないすけど、見たことないもののほうがいいっていうのと、オリジナルっていう言葉にすごい小さい時から影響受けているので。スケボーもそういうとこすげえあるし。そこはすげえ一番大事にしてるかもしれないですね、オリジナル。でもまあそんぐらいシンプルなものです。

- 次やりたいこととかはもうでてきてるんですか?

m.j.k. - そうですね。やっぱ僕は基本、得意なものは得意な人に任せたほうが良いって思ってるタイプなんで。こういう家とか椅子とかも全部初のやつだから、まだ甘くて、自分の。じゃあもうちょっとこれできたなとか天井がもうちょっと高ければとかこれもっとできたなとか。家自体キャラにできんじゃんとか色々結構浮かんでるんで、もうちょっとこう一個一個レベル上がっていけばいいと思ってますね。絵は絵になっちゃってるんで、もう一捻りあっても面白いなっていうような。なんか超リアルなお面がキャンパスから突き破って出てきてるとかわからないですけど「これ誰か買うの?」みたいな、そういうことしたいです。あともうちょっと色んな職人さんともっと知り合ったりもしたい。今回椅子を作ってくれた学くんも今回が初対面だし。

- それもすごいですよね。

m.j.k. - でもその星の下にいると勝手に巡り合うというか、verdyくんともそうだと思うし、勝手に来るものは来る。でもこういうのやってればそれは掴みに行ってる行動だから誰か見てくれてると思うし。だから自分の予想できないことがもうちょっと増えてきて、これがちゃんと求める人がもうちょっと増えたりしてできることが大きくなっていったら最高だなって思うっすね。だから今は、このとりあえずできることを自分たちのまわりでやってるんで、それをもうちょっと超えたなんか面白いところとかが参加してきてくれたりしてくれたら最高ですね。とりあえずもう想像できないところに連れて行かれたいですね。ウィーンってなんかUFOみたいな(笑)

- ちなみにこの家具はどうやって?

m.j.k. - 俺の毎日一緒に遊んでるどうしようもない相方がいるんですけど、そいつの幼馴染が学くんで。

富田学 - 幼馴染って話になってくるの?(笑)

m.j.k. - 違うの?幼馴染みたいなもんでしょ(笑)

富田学 - 大学が一緒で、大学のクラスが一緒で。

m.j.k. - まあ一緒ですよ。凝縮するとそういうことで。「そういえば家具職人がツレにいるよ。」っていうのを1年ぐらい前から聞いてて。気になってたんですけど、はめ込むタイミングがなくて。いま東京に住んでるんですけど、東京でソロの個展って4年5年やんないようにしてたんですよ。ちょっと勉強しないとって思って。で、今回のこのタイミングで来たって思って。話振って、テレビ電話だけで話つめて。

Verdy - 現代的(笑)

m.j.k. - 現代的な感じで。したらこう面白いものができあがって。でもこういうのやるとやっぱ、これも自分の想像と違うものだから最高で。まんまのものができてもやっぱつまらなくて。この指輪もそうだし。やっぱそういうのを楽しみたいから。またこれも次にやったらもっとすげえもんになるだろうし。なんか一回やんないと、スケボーもそうだけど、コケないとわからない。別にコケてるわけじゃないけど、やっぱそういうのが一回ないとわからない。まあ単純に認めてもらいたいっていうの大きいと思うけどふざけんなよっていうバイブスもある。けどやっぱ楽しんでやっているので、あんま明確なことは無いっすね今。とりあえず今この状況もすげえスペシャルだし。いまその状態中って感じです。

- ちなみにVerdyさんもコラボレーションをしますよね。やはりサプライズを求めてやっている感じですか?

Verdy - そうですね。コラボレーションする時に自分がジャッジする部分は、たぶん自分でできることをやっても正直面白くない。自分でできることなら、自分でして自分で描いて自分で売ったほうが、お金もだしなんか時間もコントロール効くじゃないですか。やっぱりコラボレーションするなら、自分が予想してないことが起きてほしいし、ただ売れてどうとかというよりは、話題が面白くなればと思っている人とやりたいとは思ってますよね。

m.j.k. - やっぱみんなそうですよね。

Verdy - みんなそうだと思うんですよね。だからそうじゃないコラボレーションとかが増えると、なんか変になるって思うんですよね。

m.j.k. - やっぱそういうのも多いですか?

Verdy - あんまわからないですけど僕は。そういうのもあるんじゃないかなって。なんか意味のないコラボレーションとか。これって誰が結局得してるんだろうなーとか。損得でやるものではないとは思うんですけど。これそもそもコラボレーションなのかな?っていうこともあるんじゃないかなとは思いますね。

- のっかってるだけだったりとか。

Verdy - だし、のっかられてるだけだったり。そのどっちもだと思うんですよね。やっぱりコラボレーションする上で、結構思ってるのは、どんだけ大きいブランドだったり、どんだけ別に知名度がないハードコアバンドだったりしても、そこは変わらずにお互い50:50で、できれば大きい会社に色んな人が動くからって、なんかパーセンテージが動くのはあまりいいと思ってなくて。僕も少ないチームながら頑張るし、向こうも頑張ってくれて、それがちゃんと売れたら半分にするみたいなのがいいかな。

m.j.k. - まあ一番わかりやすいし。めっちゃコラボすごいですもんね。

Verdy - (笑)いろんなプロジェクトを同時にやってるんで。

m.j.k. - プロジェクトって感じですよね。コラボレーションって感じももちろんそうですけど。

Verdy - だからなんか、このプロジェクトはこれがハマるとこ、このプロジェクトはこれがハマるとことか自分でこれをやってって

m.j.k. - あの『I know NIGO』でしたっけ。あれ誰がことば考えたんですか?

Verdy - あれはNIGOさんが考えたんですよね。あれいい言葉

m.j.k. - あれ「カァーッ」って感じですよね。あれ男っすよね。あそこまで行かないとあれ言えないっすよね。

Verdy - この前初めてちゃんとお話する機会があって、なんか結構長時間喋って。自分のことも話したし、向こうのことも聞いたし。有名になってきたりとかそういうことすると、自分のことを知らない人が自分の友達だとか言うことも多いしとか。そういう時にもし本当に自分のこと知ってる人だけにあげてないTシャツがあったら、これ着てる人は本当に知ってる人で友達だよっていうのを。そういうなんか非売品のアイテム僕も結構好きで。

m.j.k. - Boys Don't Cryとか。

Verdy - そうです。売らないアイテム。

m.j.k. - 俺まだもらってないんですよね

Verdy - 今度持ってきますね(笑)

m.j.k. - なんかオフィシャルホーミーになれてない(笑)

Verdy - いやいや(笑)今日は持ってきてなかっただけだから(笑)

m.j.k. - これマジちょっとオチ面白いから。これオチにしてくださいよ

- じゃあこれでオチということで、ありがとうございました。

Info

m.j.k. "TOKYO WONG"
start 8/31 end 9/9
13:00~21:00

at Kit gallery

http://kit-gallery.com/schedule/2018/08/tokyo_wong_mjk_painting_solo_exhibition.html

RELATED

Central CeeがVERDYによるイベント『Wasted Night』に出演

グラフィックアーティストVERDYが主催するイベント『Wasted Night』がSpotify O-EASTにて11/29(金)に開催する。

Masato Moriの個展『Snaker』がINS Studioで開催

アーティストのモリマサト (Masato Mori)の個展が6/21(金)よりINS Studioにて開催される。

(sic)boy が楽曲"Wasted"にフォーカスを当てたEP『Wasted EP』をリリース | kZmが参加したリミックスなど全6曲を収録

(sic)boyがメジャー1stアルバム『HOLLOW』の収録曲"Wasted"にフォーカスを当てたEP『Wasted EP』をリリースした。

MOST POPULAR

【Interview】UKの鬼才The Bugが「俺の感情のピース」と語る新プロジェクト「Sirens」とは

The Bugとして知られるイギリス人アーティストKevin Martinは、これまで主にGod, Techno Animal, The Bug, King Midas Soundとして活動し、変化しながらも、他の誰にも真似できない自らの音楽を貫いてきた、UK及びヨーロッパの音楽界の重要人物である。彼が今回新プロジェクトのSirensという名のショーケースをスタートさせた。彼が「感情のピース」と表現するSirensはどういった音楽なのか、ロンドンでのライブの前日に話を聞いてみた。

【コラム】Childish Gambino - "This Is America" | アメリカからは逃げられない

Childish Gambinoの新曲"This is America"が、大きな話題になっている。『Atlanta』やこれまでもChildish Gambinoのミュージックビデオを多く手がけてきたヒロ・ムライが制作した、同曲のミュージックビデオは公開から3日ですでに3000万回再生を突破している。

Floating Pointsが選ぶ日本産のベストレコードと日本のベストレコード・ショップ

Floating Pointsは昨年11月にリリースした待望のデビュー・アルバム『Elaenia』を引っ提げたワールドツアーを敢行中だ。日本でも10/7の渋谷WWW Xと翌日の朝霧JAMで、評判の高いバンドでのライブセットを披露した。