沖縄初の大型アートブックフェア『BARRAK ART BOOK FAIR 2018』が那覇で開催
沖縄初の大型アートブックフェア『BARRAK ART BOOK FAIR 2018』が、沖縄の新たなストリートシーンとして注目を集める沖縄県・那覇市BARRAKのビル一棟全体を会場として、10/19(金)から10/21(日)まで開催される。
"沖縄の市場(いちば)”がテーマとされたこのイベントでは、会場の「BARRAK」の語源である「バラック建築」から「戦後の荒地にバラックを立て市場ができた」という物語をモチーフとして、出展するZINEのみならず、机・椅子などの展示什器をすべて手作り。出展者たちは、その無垢な木材をそのまま使ってよいし、自分たちで好きに塗装・装飾してもよいそうだ。
バラックとは本来、空地や災害後の焼け跡などに立てられるもの。主に駐屯兵のために作られた兵舎であり、必ずしも良質な材料で立てられるものではない。そこがまた建築物の良さを引き出す魅力と言えるだろう。
出展作家は、アートブックを制作する約40組のギャラリー、アーティスト、ブックメイカーの参加を個人や団体を問わず受け付けるほか、台湾から「意象萎縮」などのリトル・プレスの展示を開催しているPeter Freestone氏を招致し、スペシャルセクションとして台湾のZINEの展示が行われる。
今回は台湾と東京と沖縄を中心に出展が募集されているが、お互いに知らない遠いところからの本に出会い、楽しんでもらうことが目的だと実行委員長である又吉美和コメントしている。会期中のみならず、ビル一棟から沖縄のアートシーンを盛り上げる初の試みとなる祭典に期待が集まる。
「BARRAK ART BOOK FAIR」
会期:2018年10月19日 (金) - 10月21日 (日)
時間 : 19日 (金) 16:00-20:00 / 20日 (土) 13:00-21:00 / 21日 (日) 13:00-20:00
会場:BARRAK (沖縄県那覇市大道35-5)
入場料:無料
Web : http://barrakartbookfair.com/
※出展参加応募は、ウェブサイト [http://barrakartbookfair.com/] 内の申し込みフォームにて受付。出展には運営費として大型特製ポスターの購入が必要となる。[個人2,000円、団体・法人5,000円]