Damon Albarnが「おれはサンプリングはしない、おれは音楽を作っている」と発言
日本に来日したばかりのGorillazの産みの親で、BlurのフロントマンでもあるDamon AlbarnがKanye Westに対する自身の考えを、フランスのメディアL'Obsに語ったインタビューが話題となっている。
Damon AlbarnはKanyeがプロデュースしたPusha-Tのニューアルバム『DAYTONA』について訊かれ「俺はサンプリングなんかしない、俺は音楽を作っているんだ」と答えたとDJBoothが指摘している。
また、DamonはPaul McCartneyがKanye Westとコラボすると知った際、Paulに警告を送っていたことも明かした。「KanyeはPaulを罠にはめた」と語るDamonは、「PaulがKanyeと一緒に楽曲を作るって決める前、俺はPaulに『用心しろ』ってテキストメッセージを送ったんだけど、無視されたよ。自分のやりたいことをやる。それがPaul McCartneyなんだ。」と述べた。
Paulがこのメッセージを無視した結果が、“FourFiveSeconds”などの曲の誕生につながったというわけだ。
このようにDamonはKanye Westに謎の対抗意識を燃やしているが、実際のところGorillazとサンプリングの関係はどうなのだろうか。
これは2001年から2017年までのGorillazの楽曲に用いられたサンプルをまとめたものである。この動画からわかるように実はGorillazも数多くのサンプリングを行ってきている。さらに、GorillazはこれまでDe La SoulやMF DOOMなど様々なヒップホップアーティストとコラボしてきており、ヒップホップに根付いているサンプリングの文化を理解していないとは到底思えない。De La Soulのようなサンプリングを多用するアーティストとコラボしてきたのならなおさらだ。今回のDamonのこの発言の意図はなんだったのか疑問符が残る。