Pouyaが「自分の曲がファンの命を救ったことがある」と語る

メンタルヘルスの問題や自殺願望は、近年のヒップホップシーンにおいて特に大きなテーマの一つとなっている。その中でもメンタルヘルスについて歌った内省的な曲を多く作っているマイアミのラッパーPouyaは、自身の曲がファンの命を救ったことを明かしている。

今年アルバム『Five Five』をリリースしたPouyaは、XXLのインタビューにおいてファンに言われたことの中で最も嬉しかったことは?という質問に対して、「『あなたは俺の人生を変えた』や、『あなたは私の命を救った』と言われることだ。こういう言葉に勝るものはない」と応えた。

アルバム『Five Five』に収録された曲”Suicidal Thoughts in the Back of the Cadellac“について尋ねられたPouyaは、「俺の心と魂を深く掘り下げた曲だ。あれは本当にエモーショナルで、今あの曲を聴き返すのは難しい。俺はあの曲を書いたとき凄く、凄く暗い場所にいたんだ。俺は人生におけるいくつかの問題にまだ取り組んでいるから、あの曲に深く感情移入してしまう」と語っている。

自殺願望について歌うことはしばしばリスナーの精神に悪影響を及ぼすのではないか、という指摘がなされるが、そういった曲を作ることによってアーティストとリスナーが共に救われ得るということが分かる。精神的な問題に苦しんでいる人は、Pouyaの音楽に耳を傾けてみるといいかもしれない。

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