Denzel CurryがSoundCloudラップの歴史について語る
先日、母の日にSmokepurppが自身をSoundCloudラップの生みの親だと主張した件が話題となったが、それを受けてラッパーのDenzel CurryがSoundCloudラップの起源と歴史についてHot 97の番組で語っている。
Denzel CurryはラッパーたちがSoundCloudラップの起源を主張することや彼らの前に道を切り開いてきた先人たちをリスペクトしない姿勢にうんざりしているようで、「歴史はOdd Futureから始まったんだ。Lil B、Gucci Mane、Chief Keef、A$AP Mob、それからRVIDXR KLVNが、みんなが2010年から今に至るまで続けていることを始めたんだ。」と続けている。
さらにDenzel Curryは「俺たちがキッズだったときにOdd Futureが出てきた。あいつらがやっていたことをみんなはマンブルラップと呼び始めたんだ。いまLil Yachtyが分類されているようにな。」と、様々なアーティストの名前を列挙しながらいかに今のシーンが作られたかを説明している。
Curryはインターネット上におけるSoundCloudラップの本当のオリジネーターとして、SpaceGhostPurppとRVIDXR KLVNの名前を挙げた。
また、彼はいかにLil Bが従来のヒップホップの枠組みの向こう側にいるマンブルラッパーたちに影響を与えたか、ということの重要性を繰り返し説いており「Lil Bを見ろよ、Lil Bが多くの人にプラットフォームを作ったんだ。おかげでみんなジャッジされたりせずにやりたいことをやれるようになったし、実際あいつはラップが上手い。」とLil Bの功績を讃えている。
Denzel Curryは暫くの間メディアへの露出を控えヒップホップシーンから距離をとっていたように見えたが、彼は今日5月25日(金)に新曲“Percs”をリリースし、また“Ta13oo”というアルバムに取り組んでいることを明かしている。今後のDenzel Curry自身の動きからも目が離せない。