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9歳のラッパーLil Tayのビデオが問題となり母親が仕事をクビになる
SNSなどを中心に、より過激な発言が飛び交うようになったラップシーン。Lil Pumpや6ix9ine、Trippie Reddなどの煽り芸はより深刻化しているが、そんな殺伐としたシーンに登場した9歳のラッパーLil Tayが話題となっている。
Instagramではすでに100万人以上のフォロワーがいるLil Tayは9歳だが、いっぱしのギャングスタラッパーのように高級車と共に写真に写り、紙幣をバラまく行動で注目を集めた。Tayは自身を「今世紀最も若いフレクサー」と名乗っている。
しかしTayはまだ9歳であり、マネージャーである母親のAngela Tianに対して、娘に紙幣をばら撒かせる行為などが虐待の疑いがあるのではないかという声も出ていた。そしてNational Postが伝えるところによればTianが勤務しているバンクーバーの不動産会社の上司が、Tayのビデオの中に顧客の車が映っているのを発見し、Tianは会社をクビにされてしまった。
Tianはこの措置に対して「ジョークがわからない奴もいる」と悪びれずに開き直っている。さらにTayがビデオの中で自宅だとみせびらかしていたビバリーヒルズのマンションも、実はバンクーバーのオープンハウスでありTianは撮影の許可も受けていないのが判明している。
今回のLil Tayの一件は過激化するラップゲームを象徴する出来事といえるが、まだまだこの熱は収まりそうにもない。