Apple Musicの有料会員が脅威の増加率で夏にはSpotifyを越す見込み
Apple Musicの有料会員のユーザー数がSpotifyを上回る勢いで増加し続けている。このままのペースで増え続けると、夏にはユーザー数がSpotifyを超える見込みという最新予測が出ている。
米国ではApple Musicと、Spotifyの有料会員の数の差がどんどん縮まっていると報道された。現在Apple Musicの有料ユーザー数は毎月5%の増加率で伸び続けている。一方、Spotifyは毎月2%の増加率だ。このまま行けば今年の夏にはユーザー数を越す見込みである。
業界関係者によると、無料登録期間中や、割引料金で使用している米国のユーザー数であれば、Apple MusicはすでにSpotifyを越しているとのこと。Spotifyが2011年にリリースされ、その4年後に登場したApple Music。Apple Musicは全てのApple製品に最初からインストールされているのが、この4年間の差を埋めれたひとつの大きな理由だろう。
ストリーミング配信サービス同士の争いが白熱する中、Spotifyは『Stations』という新たなアプリを発表。キューレーションされた音楽をすぐに聞き始めることができるアプリである。ラジオ局のように、ステーションを切り替えるだけで、音楽を聴くことができる。膨大なアーティスト数の中から聞きたい音楽を探しだす必要がないのだ。「世界中の音楽にアクセスできるようになると、聞きたい音楽を探すのも大変。Stationsはすぐに音楽を聞けて、簡単に途切れること無くステーションを切り替えられる。検索も文字入力も必要ない」と説明欄には書かれている。現在試験的にGoogle Storeで公開中。
Spotifyはデスクトップ版のアプリでは、ついに楽曲の作曲者やプロデューサーも表示されるようになった。
果たしてApple Musicはこの勢いのままSpotifyを追い越すのか。ストリーミング配信サービス同士の競争は続く。