Curren$yがボーカル入りのトラックをライブで使用するラッパーに対し「お客さんは本物のライブを見に来ている」と忠告
現在の人気ラッパーのライブを見ていると、ライブでもボーカルがすでに入った曲がプレイされ、それにあわせラッパーは歌い、時に観客に歌わせるだけでも大きな盛り上がりとなっているシーンを良く目にする。
すでにこのスタイルは一般的にも受け入れられつつあるのかもしれないが、ニューオーリンズのベテランCurren$yは異論があるようだ。
Curren$yは、Twitterで6ポストにわたり自身の見解を述べている。まずCurren$yは自身の初めてのNYでのライブで、ボーカル入りのトラックを使用したが、ライブ後に人気DJのWhooKidに話しかけられ「お客さんはインストで歌ってるのを聞きたがってる。お前の生の声が聴こえなかった。トラックのボーカルと衝突してしまってたよ」と言われ、考えを改めたというエピソードを披露した。
But now some folks jus hit the venue and play their already recorded jams and chime in every now and then with some lyrics.. And get the bag
— Spitta (@CurrenSy_Spitta) 2017年9月18日
It's a check so get paid everybody but man... People came to see a show ya kno... Like they wanna hear u and really live some live shit. Luv
— Spitta (@CurrenSy_Spitta) 2017年9月18日
そのエピソードに続けてCurren$yは、今のラッパーは「すでに録音された曲」を流し、それに合わせリリックを時々歌い、ギャラをもらうと指摘。ただお客さんは本物のライブを見にきているとCurren$yは忠告した。
果たしてCurren$yの指摘は正論だけれども、時代遅れの忠告なのか?はたまた、客の不満を的確に言い当てているのだろうか?
実際ほぼライブで歌っていないラッパーのライブも大きな盛り上がりをみせてしまっているのが現状だ。意見が分かれるところだろう。