Futureが語る、SNSから距離を置くことで得られたもの

アトランタのラッパー、Futureの5枚目のアルバム「Future」が2/17に発売された。それに伴い公開されたBeats 1でのZane Loweによるインタビューで、Futureは、自らがSNSから距離を置いた体験について語っている。2017年1月が始まってすぐ、Instagramアカウントから投稿をすべて削除したFuture。フォロワー数800万人を超える彼でなくてとも、SNSユーザーなら誰しも考えさせられる点がありそうだ。

以下インタビューからの抜粋。

Lowe:  君は、あらゆるパブリックなものから休息をとって、自分の頭の中にある私的でクリエイティブな空間の中にいたって聞いているよ。すべてのソーシャルなものを遠ざけて、シャットダウンしたことで、コネクションというものを闇に葬ったという感じ?今回のアルバムのためのアイデアを集めだしたのはこの時期から?

Future: そうだね、色々なアイデアが集まり始めたんだ。ちょうどSNSをやめたときのことだね。SNS以外のことを考えるための時間が欲しかったんだ。写真を投稿したり、キャプションに書くことを考えるのに時間を使っていたからね。

Lowe: SNSから自分を切り離してみてどう?気に入ったかい?このカオスみたいなものから離れてみるってどんな感じ?

Future: これはひょっとしたら、人生で一番いい決断だったかもしれないね。だって、いちいち色々なことに反応する必要がないから。たとえそれが俺に関係あることだとしてもね。誰かが俺について書いていても、それに返事をしなくていいんだよ。だって、俺がSNSをシャットダウンしていて、そこで発言できないってみんな知ってるからね。だから、こういう間に起きていることはなんでも、だいたい水に流せてしまうんだ。俺は自分の注意をすべて音楽に向けたい。スタジオの中でね。自分の注意をすべて、音楽と子供たちと家族に向けたいんだ。

インタビューはこちらからフルで視聴することができる。

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アーティスト同士のコラボレーションや、フィーチャリングが溢れる現代の音楽シーン。そんななかで発表された、今回のセルフタイトルアルバム『Future』には他アーティストの名前が一切クレジットされていない。SNS上での他者との繋がりから距離を置き、今回のインタビューでも「自分のキャリアの中で、今こそ自分だけの特別なものから湧き出るクリエイティブティに向き合う時期だと感じたんだ」と語り、自分に向き合うことの重要性を強調したFuture。

ニューアルバム『Future』は、現在iTunesなどで公開されている。

Future

『Future』

"Rent Money"
"Good Dope"
"Zoom"
"Draco"
"Super Trapper"
"POA"
"Mask Off"
"High Demand"
"Outta Time"
"Scrape"
"I'm So Groovy"
"Might as Well"
"Poppin Tags"
"Massage in My Room"
"Flip"
"When I Was Broke"
"Feds Did a Sweep"

itunesではこちらで視聴できる。

(辻本秀太郎)

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