現在地の天候に合わせてプレイリストを生成してくれるSpotifyの新サービスClimatune

Spotifyがリスナーの現在地の天気を利用してプレイリストを生成してくれるサービス「Climatune」をローンチした。1000以上の気象台の情報をもとにプレイリストを生成するプロジェクトに数年間を費やし、先日公開となった。

Spotifyのデータ・リサーチャーのIan Andersonは「世界の大都市では晴れた日にはハッピーな音楽が流れるようにチューニングしている」とSpotifyのブログで語る。

雨の日は逆にゆっくりとしたアコースティックの音楽が多くセレクトされ、雪の日はインストルメンタルの曲が多くセレクトされる。

そして特定の都市では、天候によって人気になる曲があるという。例えば、晴れた日のコロラド州デンバーではEstelleの"American Boy"やシンディー・ローパーの"Girls Just Want to Have Fun"が人気になる。またロサンゼルスの雨の日にはLukas Grahamの"7 Years"がやgnashの"i hate u, i love you"が多くの人に聴かれるという。

ヨーロッパは晴天がより大きな影響を人々に与えるが、イギリスではまた違った影響が見られる。イギリス・リーズでは曇りの日によりハッピーな曲が聴かれるが、リバプールとマンチェスターでは雪が降るとよりエネルギッシュな曲が聴かれるという。

現在はClimatuneでは天候を選択すると、ランダムに都市が表示される仕様になっている。

天候と楽曲のユニークなデータはSpotifyのブログから

RELATED

Spotifyの日本のヒップホップにフォーカスしたプレイリスト『+81 Connect』の1周年を記念してKMによる『Theme of +81 Connect Mix』が公開

Spotifyの日本のヒップホップカルチャーを発信するプレイリスト『+81 Connect』の1周年を記念して、オリジナルEP『Theme of +81 Connect EP』が公開された。

アーティストの撮り下ろしパフォーマンス映像を収めたSpotifyの企画『Go Stream』に宇多田ヒカルや星野源などが登場

人気アーティストのパフォーマンス映像を撮り下ろしたSpotifyの新企画『Go Stream』の第二弾に宇多田ヒカル、、星野源、Mrs. GREEN APPLEが登場する。

国内最大規模のヒップホップフェスティバル『POP YOURS』のSpotify公式プレイリストが公開

5月21日(土)、22日(日)に幕張メッセにて初開催されるヒップホップフェスティバル『POP YOURS』の公式プレイリストがSpotifyで本日3月3日(木)に公開された。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。