culture
2016 Best Or Worst by 田窪直樹
いよいよ2016年も残す所、12月を残すのみ。今年も様々な作品の話題や、トピック、ムーブメントが起きては過ぎ去り、慌ただしい日々を過ごしていたという人も多いはず。そんな2016年をFNMNLなりに振り返る企画「2016 Best or Worst』。様々なジャンルで活躍する方々に、今年の個人的なベストもしくはワースト、もしくは両方をあげてもらった。大阪・南堀江のギャラリースペース・Pulpのディレクター田窪直樹の2016年のベスト
2016 Best by 田窪直樹
根本敬が描くKraftwerk 『The Man Machine』
コメント
今年Pulpで展示した中で最も狂っていた作品です。
特殊漫画家・根本敬が独自の解釈で描く歴史的名盤レコードのジャケットシリーズに、クラウトロックというお題を(恐れ多くも)与えて産み出された今作は、まさかのラスタカラーのクラフトワーク。ただその発色の良さから、煙たさよりむしろよりテクノポップを感じさせる不思議。素晴らし過ぎて、自分で購入してしまいました。
来年に向けての告知など
2017年も大阪・南堀江のPulpでぼちぼちやっていますので、よろしくお願いします。
プロフィール
田窪直樹
gallery "Pulp" director
2010年よりギャラリースペース・Pulpを設立。
デザイナー、音楽家、特殊漫画家、芸人、AV女優の作品を展示するなど、いわゆるアートや特定の文脈に縛られることなく、刺激的な表現を発信することを念頭に置いた企画、運営を行うほか、Pulpに限らず、東京やベルリンでの企画展も手がける。