止まらないKanye Westの暴走。Beyonce、Jay Zやヒラリーをディスし3曲でライブを切り上げる
先日Kanye Westはライブ中に1時間以上のMCを行い、そこで先頃のアメリカ大統領選挙に触れ、投票は棄権したが、ドナルド・トランプに投票したかったと述べ、会場は大荒れ、浮遊するステージには物が投げ込まれる事態となった。
そして昨日行われたカリフォルニア州・サクラメントでのライブでは、なんと3曲をパフォーマンスし、15分のMCを行いライブを切り上げてしまった。
MCの中でKanyeはBeyonceやJay Z、ヒラリー・クリントン、オバマ大統領などに言及した。
Beyonceに対してKanyeは、MTVのVideo Music AwardsでBeyonceが"Formation"のビデオがKanyeの"Faded"やDrakeの"Hotline Bling"に勝ってVideo Of The Yearを受賞しなければ、パフォーマンスしないと交渉していた件について、傷付いたと話す。さらにKanyeはBeyonceの夫のJay Zにも言及、Kanyeの妻Kim Kardashianが強盗に遭った事件で、Jay ZがKanye一家の心配をしなかったことを再度非難した。「Jay Z電話をくれよ、まだ電話をしてくれない。電話をくれよ。男としておれと話そう」とKanyeはJay Zに向けてメッセージを発した。
また先日の大統領選挙に言及したKanyeはアメリカが「新しい世界」になったことを指摘し「もし古いモデルを追い続けている人は、ヒラリーに投票したんだ」とも語った。
さらに現職のオバマ大統領についても「オバマはアメリカを偉大にできなかった。なぜなら彼は彼がなりたかったはずの姿になれていないから。黒人はまだ奴隷のままだ。オバマはそれを許されなかった。彼はパーフェクトになりたかった。でもパーフェクトでいることが、何かを変えることというわけではない。おれは自分のキャリア、人生をかけて、こうして話している」と述べた。
続くKanyeのライブでの暴走劇だが、Kanyeにとってライブはもはや2020年の大統領選挙のためのキャンペーンとなっているのかもしれない。
Kanyeのサクラメントでのライブの模様は下のプレイヤーで見ることができる。