Young Thugがジェンダーの垣根やアルバム『Jeffery』について語る
香港で創刊され、過去に数々の女性アーティストを表紙に起用してきた女性ファッション雑誌、V magazineがポップカルチャーを牽引するアーティストに選んだのはYoung Thug、Alicia Keys、Grimesだ。同誌のインタビューに答えたYoung Thugは、アルバム『Jeffery』や新作アルバムの制作プロセス、最近の心境の変化を話している。
今年の始めにYoung Thugの本名をタイトルにしたアルバム『Jeffery』やいくつもある自身の愛称に関して、「あれは最近の気分だったんだよ。それ以外ないよ」「それから何もできないことはないってことが分かったよ、変化するっていうのはかっこいいよ」とThugは自身の環境を変化させるために改名したという。
内容よりも注目されたJefferyのジャケットで、着用していたドレスについては「人々にジェンダーへの先入観、もしくは境界線を気にするな」というメッセージをこめたとも話す。
さらに同作でYoung Thugのヒーローが曲名になっている理由を「曲の名前は曲を作っているときに思い浮かぶ人からきてる、もしくは、俺に自然とそれを作らせちゃう人からかな」とYoung Thugは明かし、「最近のアーティストはまじめじゃないけど、俺はまじめでいたいんだ」と音楽制作に対する真摯さを説いた。
制作真っ最中で年末にリリースを予定している新作については、「多分、『Jeffery』より10倍ハードな作品になると思うよ。それはJeffery自身の一つの要素でもあるけど、まだストリートの要素もある。今回は完全体なJefferyっていう感じになると思うよ」と新作にはより自身のパーソナリティーがより表現されると示唆した。(野口耕一)
Via Highsnobiety