The Internet、新作リリースと各メンバーのソロデビューを発表

The Internetが来春にニューアルバムをリリースとソロデビューを行うことをFader誌のインタビューで明らかにした。

 

Odd Futureに所属するSyd tha KydとMatt Martiansの2人を中心に2011年に結成されたThe Internet。3rdアルバム『Ego Death』が、グループのビルボード・アルバムチャート初登場に加え、第58回グラミー賞最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞にノミネートされるなど、注目度は随一。2016年は1月に催行された東京での単独ライブに加え、フジロックへの出演を果たすなど、新進気鋭の注目株として日本でもその名を馳せる彼らが、2017年春に新作をリリースするのに加え、各メンバーのソロ・デビューを敢行するという。

メンバーのMatt Martians、Steve Lacy、Jameel Bruner、 Patrick Paige II、 Chris Smithそれぞれがソロ・デビューを行うと明かす一方で、リーダーのSyd tha Kydは彼女の新作LPのタイトルを『Dive』に決定するなど、構想はかなりまとまっている模様。彼女は既に実力派若手トラック・メイカーのHit-BoyやMelo-X、他著名なプロデューサーと共に収録を済ませ、新作におよそ14曲程度を入れる予定だそう。それと入れ替わりに、The Internetの4作目の制作を始めたとのこと。

ジ・インターネットの4作目に関しMattは、前作『Ego Death』の中でも特にファンからの評価が高かった“Under Control”と同じ方法を用いた楽曲が多くなると示唆。つまり、新作では6人の共同作業によって制作された楽曲が増えたという。マットは“Under Control”を「本当の意味で最初のThe Internetの曲」と表現するほど共同作業の重要さを説いている。前作で6人が揃って制作した楽曲は“Under Control”に限られていただけに、ファンの期待も大きくなりそうだ。(伊藤)

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