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ベルリンのクラブBerghainが文化的重要施設と裁判所で認められ、減税の対象に
テクノのメッカ、もしくは恐ろしく厳しいドアポリシーを持つクラブとして有名なベルリンのクラブBerghainが、文化的に重要な役割を担う場所として、減税の対象になった。
Berghainは娯楽産業としてのクラブから、文化的なイベントを開催する場所として分類され、低い税率が適用される。過去、Berghainは美術館やコンサート会場が支払う7%の税金を支払ってきたが、2009年にベルリンはBerghainに19%の税率を適用した。これは一般的な娯楽産業が支払う税率と同じ数字である。財務局は「Berghainにはステージもなければ、音楽的なパフォーマンスも、始まりも終わりもない」として、娯楽施設として扱うことを主張した。
この決定に対して、BerghainはDer Spiegel紙の記者で『Berlin club culture』の著者であるTobias Rappにレポート作成させ、クラブが一般的な娯楽施設ではなく、文化的な場所であることを主張した。
近年、Berghainはクラブイベントだけではなく、ハイカルチャーと呼ばれるようなイベントも開催している。クラシック音楽や、ターナー賞を受賞した写真家Wolfgang Tillmansのパフォーマンスや展示を行った。
ロンドンのクラブ音楽ファンたちは、ロンドンの行政区や警察がロンドンのクラブFabricを閉鎖させたことと、今回のベルリンの裁判所の決断は対照的な出来事であると、苦々しく思っているだろう。
via the Guardian