Miriam Cahnの4年ぶりの個展『rennen müssen 走らなければ』が開催へ
Miriam Cahn(ミリアム・カーン)の4年ぶり2度目となる個展『rennen müssen 走らなければ』が10/1~11/5まで東京・六本木のギャラリーワコウ・ワークス・オブ・アートで開催されることになった。
Cahnの描き続けている人物・植物・建築・動物・風景というモチーフに加え、2015 年欧州移民危機により世界規模の問題となった難民をテーマに描かれた作品を含めたペインティング約30点を展示。
これまでにべネチア・ビエンナーレでスイス代表に選出されるなど、Cahnは多くの展覧会で作品を発表しつづけ、2017 年にドイツとギリシャで開催されるドクメンタ 14への参加も決定している。
ハプニングやフェミニズム・ムーブメントなどに影響を受けたCahnは初期の黒鉛を使って巨大な布に絵を描くというパフォーマンス性を持ったドローイング作品から、ペインティング、写真、映像とスタイルの幅を広げていく。
「私はいわゆる伝統的なペインターではなくパフォーミング・アーティストだ」と本人が語るように、作品を数時間で描き上げるなど、短い時間で集中しテーマをダイレクトに描くスタイルは、豊かな表現に直接的に反映されている。
またCahnの作品は原爆や難民という、重い社会問題に妥協することなく向き合う強いテーマ性を持つ。本展でも、近年社会問題になってい るヨーロッパでの難民問題を描いた2015年から2016年の新作7点が展示される。
<Info>
Miriam Cahn『rennen müssen 走らなければ』
2016年10月1日(土) – 11月5日(土)
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会 場:ワコウ・ワークス・オブ・アート
後援:スイス大使館
住 所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル3F
(都営大江戸線/東京メトロ日比谷線 六本木駅 3番出口徒歩3分)
営業時間:11:00-19:00 日月祝・休廊
T:03-6447-1820 F:03-6447-1822 M:info@wako-art.jp [担当・武笠]
展覧会ページ:
http://www.wako-art.jp/exhibitions/data/2016/mc_rennenmussen/