microKORG にスピーカーを搭載、メモリを倍増した『microKORG S』が登場
2016/9/1(木)、KORGは人気シンセサイザー/ボコーダー『microKORG』のリニューアル・モデル『microKORG S』を発表した。従来のサイズはそのままにスピーカー・システムを内蔵したほか、メモリの倍増やプリセット・サウンドの追加も施されている。9月下旬発売予定。
2002年の発売から14年目を迎えた、低価格アナログ・モデリング・シンセサイザー『microKORG』コンパクトなボディからは想像もつかない本格サウンドが多くの有名ミュージシャンに支持され、発売以来世界のスタンダードとなっている。
今回発表された『microKORG S』は、新設計のスピーカー・システムを内臓しメモリを倍増。シーンの変化を捉えた新しいプリセット・サウンドも搭載されるなど、次世代のハードウェアシンセとしてより進化したモデルになっている。
豊かな音量感を確保した2+1スピーカー・システム搭載
microKORGのコンパクトなボディの中に、音像のクリアなステレオ・スピーカーと重低音を実現するウーハーを内蔵。筐体には新たにボックス構造を備え、スペースを最大限に利用した余裕あるボックス容量とバスレフポートの組み合わせにより、豊かな音量感、明瞭な定位感、芳醇な低音を生み出す。従来の電池駆動に加えて大音量スピーカーを内蔵したことで、電源やPAのない環境でも手軽かつ本格的な演奏体験を可能にする。
また本体ボディがスピーカー・ボックスも兼ねているため、スピーカーからの振動を指先から感じることができるなど、まるで生楽器のような繊細かつダイナミックなレスポンスが、演奏時の臨場感をさらに高めてくれる。
メモリ倍増。新規プログラムとユーザー・エリアを追加
従来のmicroKORGからメモリ容量を倍増し、新たに64種のプリセット・プログラムを追加。ステージ映えするシンプルで存在感のある音色をメインに、輪郭が際立つヌケの良いリード、アンサンブルになじむ柔らかなエレピ、パワフルで芯のあるベースなど、多彩なサウンドが搭載されている。また、64のユーザー・エリアも新たに用意したことで、自分で作った音色をプリセットに上書きせずにストック可能。選んだ音を自分好みにエディットするという、音作りのプロセスを今まで以上に楽しむことができる。
高級感溢れるホワイト・カラー
10年以上にわたり愛され続けている、microKORGの特徴的なフォルムはそのままに、フロント・パネルは白を基調、サイド・ウッドにはメープル素材を新たに採用するなど、レトロからモダンへとワンランク上の高級感あるデザインに仕立てている。
フェイバリット・セレクト機能を搭載
お気に入りのプログラムを8つまでアサインできるフェイバリット・セレクト機能を新たに搭載。使いたい音色を瞬時に呼び出せるため、ライブでの使い勝手がより向上している。
microKORGの機能をすべて搭載
プログラムを音楽のジャンルで選び、選んだ音に対してエディットを行う簡単操作や、小型マイクロフォン付きのボコーダー、場所を選ばず演奏できる電池駆動など、microKORGの全機能をそのまま継承。扱いやすいファースト・シンセサイザーとして、ステージでのプラス・ワン・シンセとして、そして制作の音源として、これまで同様にあらゆるシーンで活躍する一台となっている。
なお、「microKORG S」のプロモーション動画には、The fin.のYuto Uchino (Vo.&Syn.) が出演。microKORG Sの新しいシンセ/ボコーダー音色だけを使い、本動画のために書き起こした新曲でパフォーマンスを披露しているので、こちらも合わせてチェックしよう。
Info : http://www.korg.com/jp/products/synthesizers/microkorg_s/
The fin. 公式サイト:http://www.thefin.jp/