ロンドンのクラブが営業停止に…しかしロンドン新市長は「クラブ利用者の安全とクラブの未来を守るために他のアプローチを探ろう」とコメント

Fabric営業停止の報道を受けて、ロンドンの新しい市長サディク・カーンは「イズリントン区議会とロンドン警察と一緒に、クラブ利用者の安全とクラブの未来を守るための方策を探そう」とTwitterでスタンスを表明した。

2人の未成年者がドラッグの使用によって死亡した事件をうけて、Fabricはしばらくの間営業を停止し、ライセンスの見直しが行われると昨日報じられた。

それに対してロンドン市長は単純なクラブの取り締まりではなく、クラブ利用者の安全とロンドンのナイトライフの繁栄を同時に実現する方法があると信じているようである。

この10年の間に、イギリスの名店と呼ばれるクラブのうち半分以上が、騒音や厳しくなるライセンス取得の問題で閉店を余儀なくされている。そんな状況の中、ロンドンの代表的なクラブの1つであるFabricが閉店するのではないかという不安の声が音楽シーンの間で広がっていた。

EU離脱派のリーダーとして活動したり、警察のクラブ取り締まりを黙認してきた保守党のボリス・ジョンソン前市長とは正反対に、労働党のサディク・カーン新市長はリベラルな政策を掲げ、ロンドン市長に当選。DJやファンは悪化するクラブを取り巻く環境が良くなることを期待していた。当然DJたちは、ロンドン市長が今回のFabricの取り締りについて何か発言することを待っていた。

サディク・カーン市長、わたしはロンドンのクラブライフについての考え方に賛同して投票しました。Fabricに対してなにかアクションをおこしてほしい。DJ Artwork

ロンドンに来て初めてした事と言えばFabricに行くことで、ロンドンに住む所をゲットするより先にFabricのチケットを持ってたよ。 Kazabon

ロンドンのナイトライフを救うことが出来るタイミングがあるとすれば、今でしょ! Skeram

サディク・カーン、私たちに約束した、その仕事をするときが来たぜ。Fabricを失うわけにはいかないんだ。 Plastician

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